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第9話

「本日はありがとうございました」

「いえ、何かお役に立てたのでしたら何よりです」

 病院の玄関で、岸本と根岸が、4人を見送ってくれる。お辞儀をしてそのまま辞去し、手野病院の最寄り駅である手野病院前駅へと戻る。駅途中、緒方のところへメールが来た。

「所長からだ。なんでも有力な容疑者がでてきたらしい。すぐに来てほしいとのことだ」

「ではまたあの所長室にいくことになるんですね」

「それは我慢してくれ。言っておくが、あの所長はかなり有能だぞ。ほかのところに行くという話を蹴っているがな」

 信号待ちの間にメールを確認していたので、その間にスマートフォンをズボンのポケットにしまう。周りに人どおりはなく、駅までの間に誰かに話を聞かれるという心配はなさそうだ。

「容疑者てどなたなんでしょう」

「さあな。心当たりがないわけではないが、定番なのは暴力団関連だろうな。麻薬がらみの話だと、だいたいそのあたりが出てくることになるだろうからな」

 どこか、ということはうすうす気づいているが、ここではまだ緒方が話そうとしなかった。

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