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魔術師の功罪  作者: 尚文産商堂


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第43話

「彼女との付き合いはいつから」

「大学のころですね。私は魔術師の家系に生まれて、手野大学魔術学部に入学しました。彼女は、北山鈴は小型精霊で、文化学部に。入った寮で隣同士になって、それが縁でいろいろと話すようになって、遊びに行くような仲になりました」

「最後に会われたのは」

「同窓会ですかね。卒業してから数年経って、ああ、知っての通り手野大学は卒業後5年ごと、だいたい5の倍数で同窓会を開くことが多いんですよ。それも、前の同窓会の時に、あったのが最後になりましたね。北山さん、何か思い詰めてるような顔してたのが印象に残ってます」

「その時のお話、覚えている限りでよろしいのでお教えいただくことは可能でしょうか」

「えー、とは言われましても……そうですね、確か、家族の方にがんが見つかったっていう話でしたね。私はその時には一般医師免許取得の為に、別の大学へ入りなおしして、3年目でした。魔術師として働く傍らでしたので、なかなか時間が取れなかったんですけど、医学生てことで、どんな薬が効くのかとか、どんな治療法があるのか、ということを色々聞かれましたね。どなたが癌かってことは覚えていませんが」

 それは個人情報だということだろう。言ってもきっと答えてくれないだろうとして、放出は次の質問へと入った。

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