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第105話
「内部には最低でも4名。全員武装しています」
緒方へと平塚が話しかける。
「そうか、もっといるかもしれんな。武装の程度は」
緒方が平塚へと尋ねる。
聞きつつも、工場の周辺の状況を確認した。
ただし工場以外の地域では魔術的な結界はどこにも張っておらず、明らかにここで何かいけないことをしていることだけがはっきりとわかるようになっていた。
「周辺に敵影はなし、と」
「行きましょう、すぐにでも行かないと。またどこかに飛ぶかも」
「そうだな」
平塚の提案に緒方はすぐに乗った。




