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野球だ!

予定変更かも

11話で番外は難しいのでずれると思います〜。

では、今回も楽しんでくださいね〜。

「助かった〜」

運動場についてからつぶやく。

「そうだな〜。体育にも間に合ったな」

大地があいづちを返す。

俺が何かを呟いて、大地がそれにあいづちを返すのがパターン化してきたか?

あの後、授業のため教室に向かう先生が、廊下で絡まる俺たちを見つけてくれたおかげで何とか助かった。

「森下、今日は出席してるな」

姫坂先生が俺を見て言う。

今日の体育は2−Bと合同、女子も一緒にやる。

何で女子と男子で分けないんだろうか本気で考える。

「とりあえず今日は野球をする。チームは8組、男子5人女子4人で組めよ〜」

は〜い、不満の声と喜びの声が聞こえる。

「静間ちゃん一緒に組むか」

「静間一緒に組も〜」

「留美が行くなら俺も入るか」

大地達が声をかけてくる。

「ちゃんをつけるな」

とりあえず大地の頭を殴る。

コレで4人集まったな。後男子2人に女子3人か。

「静間、君、一緒に、組まない?」

「一緒に組みませんか? 森下様」

「一緒に組むか静間〜」

葛原と川村と永兎が来た。

川村と永兎は分かるが葛原から申し出が来るとは意外だったな。

他の男子が睨んでるけど気づかないふりをしよう。

「静間モテモテだな〜」

大地がちゃかす。

「うるさい」

腹えぐるように殴る。

「ぐっふ!」

その場に膝をついてうずくまる。

「後男子と女子1人ずつか」

追い討ちをかけるように大地を力いっぱい踏んでから上に立って話を進める。

「そうだな、後は残った奴を集めるか?」

「勇がそれでいいなら私もそれでいい〜」

「そうだな、そうするか」

普通に話を進めていると、

「あ、あの、古寺、君、だいじょ、うぶ、なの?」

葛原が大地の事を心配そうに聞いてきた。

大地のくせに葛原に心配されるとは、うらやましい。

「大丈夫大丈夫、あと少しで起きるよ」

俺は大地からおりる。

「ぐげっ」

おりる時さり気なく体重をかけた。

少し苦しそうだな。

「それにしてもなぜか皆静間の名前を言って集まってきたな。つうかなぜ黄泉川まで静間を呼ぶ? 普通勇についていくだろう」

永兎が俺に耳打ちしてくる。

「そうだな〜。何でだろな〜」

面倒なので適当に返す。

「あそこにちょうど男子と女子が二人あまってる奴がいるぞ〜。なんか言い争ってるが」

いつの間にか復活した大地がグラウンドの真ん中を指さす。

大地の指さす方向を見ると、そこには大地が言ったとおりに男子と女子が言い争っていた。

よく見るとその男子と女子は麗と鈴原だった。

「二人とも何をしてるんだ? こんなとこで夫婦喧嘩してると回りに迷惑だぞ」

勇がちゃかし半分で注意する。

「「誰が夫婦だよ!」」

二人の声がぴったりとハモる。

「すごいシンクロ率じゃないか」

大地がつけたす。

「「うるさい」」

二人同時に大地の鳩尾みぞおちを殴って大地を沈める。

見事なシンクロだと思う。

「とりあえず俺たちのところに入るか? 後男子と女子が1人ずつ足りないんだ」

誘ってみる。

「それなら良いぞ」

「良いわよ」

二人はすぐに承諾した。

「これでチームが完成したな」

俺が思うにこのチーム最強じゃないか?

何気にほとんどの奴が運動神経が良い。

大地と勇は中学の時バレー部レギュラーだったし、二人ともパワーが強いく動体視力もかなり良い。

当たればほぼ確実にHRは出るだろう。

今もバレーは一応続けているらしい。

よくサボってるようだがな。

麗は一応中学のときにも番長と呼ばれていたので多分打ってくれるだろう。

記憶が正しければスポーツテストの成績はかなりよかったしな。

永兎は野球部だからきっと打つだろう。

永兎とは高校に入ってからの付き合いなので分からないが運動神経が良い事は確かだ。

高校入ってすぐにあったスポーツテストでまぁまぁの成績を残していた。

鈴原は動体視力が良いみたいで、中学の時に体育でドッチボールをしたが一発も当たらなかった。

留美は勇に付いていくほどの運動能力を持っている。

川村の力は未知数である。

強いのかな?

葛原は俺はあまり知らない。

苦手らしいが一応通知表はオール5なので運動神経は良いだろう思われる。

俺は体育が好きだが成績は並だ。

こいつ等みたいにすごくはない。

付いていくので精一杯だろう。

とりあえず先生にチームができたことを先生に伝える。

「よ〜し、8チームできたな。とりあえず来たもん順からABCDEFGHにする」

かなりアバウトだな。

俺たちのチームはHだった。

まぁ最後に決まったしな。

「対戦カードはA対B、C対D、E対F、G対Hな〜。その次が勝ったチーム同士と負けたチーム同士で勝負。一番勝利の多いチームには体育の成績を5にしてあげます」

その一言でやる気の無かった生徒の心に火がついた。

「勝つぞ!」

『おぉ!』

各チームから気合の入ったかけ声が聞こえてくる。

対称的に俺たちのチームはそんなに燃えてなかった。

「やるからには勝とうか」

勇が落ち着いた様子で言う。

「そうだね〜」

留美も勇の意見に同意する。

「静間ちゃんと一緒に野球ができればそれでいいな〜」

大地が気持ち悪いので殴る。

「皆様の実力を見せてもらいましょう」

川村が意味のありげな事を呟く。

「野球部だから一応勝たないとな〜」

永兎は野球部魂を燃やしている。

「負けるのは嫌いだ」

麗はスキル、負けず嫌いが発動した。

「がんばるよ」

鈴原が気合を入れる。

「静間君、一緒に、がんば、ろう」

葛原が嬉しい事を言う。

「やるからには勝とうか」

俺は同意する。

皆負ける気はまったくといっていいほど無いらしい。

「よ〜し、まずはA対B、C対Dの試合を始める。試合時間は10分、点数が10点差で表の裏の回が終われば10点差つけられたほうを負けとする」

グラウンドは結構広いので、2試合同時進行、つめればもう一試合できそうだが、やりにくくなるので2試合ずつなのである。

ルールは結構まともだな。

チーム仲の良い者同士で組んでるため、力は大体均等のはずだ。

だが、予想は大きく裏切られた。

Aチームの男子5人は全員野球部だった。

女子の方は陸上部とソフトボール部が半々、このチームはなかなか強いだろう。

それに対してBチームは文科系の集まりだった。

このチームはだめだろうな。

多分1回で10点差取られるだろう。

すでにノーアウトで5点取られている。

こっちの試合は面白くなさそうなのでC対Dを見に行く。

C対Dはなかなか白熱していた。

両チーム体育会系と文科系が半々で入っていた。

「静間〜、どっちが勝つか賭けをしないか?」

大地が賭けに誘う。

「嫌だ〜。風紀委員まがいが睨んでるも〜ん」

鈴原が俺と大地を凄い顔で睨んでいた。

「そうか〜。あいつうるさいからな〜」

大地は俺から離れる。

結果はDが勝った。

決め手は野球部員がいたかいないかみたいだった。

A対Bはとっくに終わっていて、すでにE対Fの試合が始まっていた。

さてと、俺達の出番だな。

俺達の対戦相手のGチームはすでにグラウンドに立っていた。

ふむ、Gチームもなかなか強敵みたいだ。

男子は中学の時、野球部でレギュラーだった者達ばかりだった。

女子は全員ソフトボール部の人達だ。

「これは楽に勝てそうも無いな」

永兎が相手を見て呟く。

「相手がどんなに強かろうが関係ねぇ。勝つと思えば勝つんだぜ」

麗がいい事を言う。

「それもそうだな」

勇が同意する。

皆もうなずく。

「がんばって勝つぞ〜」

『おぉぉぉぉ!』

留美のかけ声で皆に気合が入ったようだ。

攻撃は相手からだった。

「とりあえず誰が投げるの?」

鈴原が疑問をぶつける。

そう言えば俺達まだポジションとか決めてなかったっけかな。

「そうだな〜。麗、頼む」

すこし考えた後、とりあえず麗に頼んでみる。

「いいぜ」

軽く了承してくれた。

「後は適当な」

勇が指示をだす。

「は〜い」

皆は適当な場所へ行く。

かぶると思ったが案外かぶることなくスムーズに事がはこんだ。

ポジションはこうなった。

1塁手ファースト、川村 郁。

2塁手セカンド、葛原 零奈。

3塁手サード、鈴原 舞。

投手ピッチャー、水鏡 麗。

捕手キャッチャー、井野内 勇。

遊撃手ショート、黄泉川 留美。

右翼手ライト、古寺 大地。

中堅手センター、森下 静間。

左翼手レフト、野之山 永兎。

いい感じだな〜。

女子は自然と塁の守りとなった。

さすがに女子にキャッチャーをさせなかった。

だって麗のボール何気に速いからな。ビビッて取れないかもしれない。

ポジションてきにやはり皆勝つ気でいる。

「プレイボール!」

姫坂先生が叫ぶ。

さぁて、本気で行くとしましょうか。

今回はキャラをいっぱい出してみました。

野球のルールはとか専門用語よく分かりませんが頑張って書きたいと思いますw

次回は誰かが大活躍しますよ〜。

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