表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

青春売ります

作者: 竹藪焼汰

 DVDが入りそうな大きさで十センチ程の高さがある箱の中に膝を折り畳んだ制服姿の少女がいた。


 膝を伸ばしたら十五センチ程の身長の少女を恐る恐る取り出す。左手の上に優しく少女を持ち、だらりと垂れる腕と足を眺める。生きているみたいだ。


 少女の頭に近づける指が震えた。


 パキリ、とずいぶんと呆気ない音を立てて、少女の首が普通ならありえない方向に向けた。


 瞬間、脳内に少女の青春がなだれ込む。


 燃えるような恋をすることもなく、熱中できる物事も見つけられず、遊ぶ友達もいなくて、学校と塾と家を行き来する毎日。


「チッ。不良品かよ」


 ゴミを空箱の中に放り入れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 投げっぱなし不条理エンド! ある種の人であれば熱望するであろう「ごく普通の日常」があっさりとゴミ箱に捨てられる。 読者によって個々に印象が変わりそうな作品ですね。 私は「嫌ホラー系」と受け取…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ