豪邸
前回の続き。
授業が終わって、彼女といっしょに短大の保健室へ。
保健の先生(女性)は、
「あら、きょうは2人で来たの?それじゃ、別々のベッドで替えてね」。
セレブな彼女は泣きながら「ごめんなさい」。
私のほうが、まだ堂々としている感じ。
こんなことで落ち着いていていいのかと思うけど。
2人で保健室から出て、お嬢様が、「ねえ、きょう、時間ある?私のお家に来ない?」
お誘いに応じて、彼女のお家に行ったの。
高い塀に囲まれた敷地・・
彼女は門の左側にある何かの装置に番号?を入れて・・
門が自動で開いたの。
どこかにインターフォンや監視カメラがあるようで、
女性の声で「お帰りなさいませ」。
「きょうは短大のお友だちを連れてきたの」
「わかりました」
敷地の広さは・・
学校の校庭の半分くらい?
あるいは、もっと広いのか・・
私のお家は公団住宅だけど、
彼女は、文字通り、ちがう世界に住んでるの。
何たる格差!
(続く)