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6.お迎えが来たよ
翌日、2人が朝食を食べているとチャイムが鳴りました。
「すみません。うちの子を迎えに来ました。」
ドアの向こうから、そんな声がしました。
「…両親に捨てられたっていうのは嘘だったの?」
「…。」
「目をそらすなよ」
どうやら迎えに来た人は本当に少女の母親だったようで、男に頭を下げて帰って行きました。
1人残ったその男は、静かになった部屋に入ります。
いつかまた、あの少女と会えるだろうか
そんなことを考えながら、大学へと向かっていきました。
「あれっ、そういえば あの子の母親はどうやって居場所がわかったんだろう…」
少女の謎は、深まるばかり。
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます。
評価、感想、レビューなど頂けると嬉しいです。
最後まで名前が出せなかった…!
続編を投稿する(かもしれない)ので、その時に出します。