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4.無邪気な笑みは
「はーい、コンビニに着いたよー」
「よみちをあるいたじかん、やく 10びょう(10秒)です」
「時計、わからないんじゃなかったの?」
「げんかん からでてとほ10びょう。そう。なぜなら あぱーとのしたにこんびにがあるから!」
「え、無視?」
「さあ、さっそくぷりんをかいましょう!ぷりんがわたしをまっています!」
「なんかさっきからテンション高くない?」
「あぁっ!こ、このぷりんは・・・」
「うん、生クリーム使用って書いてあるね」
「・・・」
「3歳に上目遣いされても、ねぇ・・・」
「・・・」
「でもこれ一番高いやつだし・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・わかった。わかったからやめて。さっきから店員さんの「買ってあげないの?」的な視線が痛い」
「かってくれるんですか・・・?」
「うん」
「わぁーい!」
2人はコンビニを出て、家へと帰ります。コンビニから徒歩10秒の家へ。