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Space.DUST  作者: Sharp♯
3/6

予期せぬトラブル

 三本目の映画を見終わったとき、アリエスが言った。



「まだ着かないのかしら?」



 アリエスは窓の外を眺め、時計と見比べる。



「そうだな、そろそろだと思うんだが。少しコックピットを見てくるよ。」



 ジムはクッキーを一枚つまみ、大きなソファーから腰を上げ、伸びをしながらコックピットへ向かった。


 ダイニングに差し掛かった所で、コックピット前扉の赤いランプの点滅に気付いた。


 なんだか胸騒ぎがした。


 恐る恐る扉を開く。


 ジムが目にした物、それは、あの清潔感とは程遠い、赤い光に包まれたコックピットだった。



「・・・なんだ!?」



 思わず大声を出してしまった。



「ジム~?どうかしたの~?」



 アリエスの言葉はジムの頭に入るはずもない。


 返事も忘れ、ただ漠然とした表情でコックピットを見つめていた。


 アリエスはメインディスプレイの表記を凝視し、眉をひそめた。




[エンジン停止:データ破損によるError\SS\304\Jim\data\.None]

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