料理と家族とお別れと
はい。こうやって続けて出すのを続けられればいいのにと思っているかいねです。
コトコトと言う鍋の音がする居間でおじいさんおばあさんリリー俺は話をしていた。
「へぇ修夜君は強いんだねえ」
とおばあさんが言うとリリーが
「うん。そうなの。」
と嬉しそうに答える。なんでリリーが嬉しそうなんだろうと考えながら
「いやいやとんでもないです。
それよりもすいません。いきなり上がり込んでしまって。ご飯までご馳走になるなんて」
と言うと
「いいんじゃよ。賑やかな方がご飯も美味しいしのう。ばあさんのご飯は絶品じゃぞ」
とおじいさんが言ってくれた。
「ありがとうございます」
とそう答えたところでおばあさんが
「そろそろ出来るからお皿とか用意するね。」
と言って席を立つ
おじいさんが一緒に立ち
「手伝うよ」
と言ってキッチンに向かった。
仲のいい夫婦だ。
リリーも手伝いに行った。
皿が綺麗に並べられ見た目は肉じゃがや卵焼きや魚など色々な料理が並ばられた。
まずおばあさんが肉じゃがのようなものを指差し
「これがスヴィニヤーの煮物」
卵焼きを指差し
「これがイイツオ」
他も指差し説明をしてくれたが俺の頭では覚えられなかった。
皆が席につき手を合わせた。
「いただきます」
どれも美味しい。一つ一つに優しさを感じる暖かい味だ。
「おいしいかい」
と聞かれ
「とても美味しいです。こんなの食べたことない」
と答えた。
すぐに皿にあった料理はなくなった。
「ご馳走様でした。」
と言うと
「お粗末さまでした。」
と答えてくれた。
皿を片付けて居間の席にみんなついてゆったりしていた。
するとリリーが
「おじいちゃん、おばあちゃん
私修夜と旅に出るの」
と話を切り出した
おじいさんとおばあさんは最初びっくりした顔をしていたがすぐに笑顔になり
「わかったよ。無理はするんじゃないよ気をつけるんだよ」
とおばあさんが
「つらくなったらいつでも帰ってきな」
とおじいさんが答えた。涙が出そうになった。
おじいさんが俺に
「修夜くんリリーをお願いします」
と言われて。
「はい。必ず守ります。」
と答えた。リリーが少し頬を赤らめた。
「そろそろ行くかリリー」
と聞くとリリーが
「うん」
と言って頷いた。
おじいさんとおばあさんが見送りをしてくれた。
「2人とも気をつけるんだよ」
とおばあさん
「無理はするんじゃないぞ」
とおじいさん
「行ってきます」
とリリーと俺は答えイズレチィティを後にしたのだった。
やっと街出れたと思いながら書いてました。お疲れ様です。。