表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/50

No.1801.第一幕『手紙』

この物語の結末は誰にも予測する事は出来ません

ヒロインである彼女の行動次第かもしれませんね


幕はあがりまして賽は投げられました

はじまりはあの広場二人はそこで出逢ったのです


それから幾日も共に過ごしまして惹かれていったんでしょう

彼はあの砂浜で想いの丈を吐き出しました

そして彼女はその気持ちを受け入れてくれた誰もが感じたでしょう


決して逢える時間は多くありませんでしたが

二人はほぼ毎日愛を育んでいきました

少なくとも彼はそう思っていたでしょう


この物語の結末は誰にも予測する事は出来ません

ヒーローとしての彼の決断次第かもしれませんね


投げられた賽は転がり続けまして

出目がいくつになるのかまだわからないでしょう


しかしある日の事彼女と連絡が突然取れなくなったのです

そして彼女の事を余りに知らない事に気付いてしまいました

数少ない情報をもとにして探し続けますが見つかる事はないまま


それから一ヶ月以上の時が経過しておりました

彼は酒と煙草に溺れても眠れない

そんな日々を悶々と過ごしておりました


しかしどんな女性にせまられようとも抱く事はありません

理性かプライドかそれとも彼女を信じる心があるのか

彼自身わかりませんがそれでも拒み続けました


そんなある日彼女からの手紙が届いたのです

余りにも短すぎるその内容は無事でいる事に安堵しましたが

さらに奥深く彼の心を掻き乱す事になってしまいました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ