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はじまり

 気がついたとき僕は河原にいた。何故ここにいるのか、何をしていたのかも思い出せない。



「いてぇ・・・」



とりあえず体中が痛いことはわかった。

周りを見渡すと真っ暗で不安になり、すぐにその場所を離れた。


何かおかしい。僕は実家の部屋でただ寝てたはずだ。着ている服も、持っている財布も見覚えがない。

そして今いる場所だけはわかった。



「なんで木曾川にいるんだ??」



そこは実家から4kmほど離れた木曽川の堤防沿いだった。

とりあえず実家に向かうことにした。その時僕はあるおかしなものに気がついてしまった。



「桜??」

(今って11月だよな??)



夢かと思ったが体は痛い。それに見知った桜並木。車が横を通る時の風、風が草を揺らす音、暗闇の中光る街灯、空に浮かぶ月と星、歩くときの足に伝わる感触・・・・全てが現実を物語っている。


何もかもがよく分からずただ混乱しながらひたすらに実家を目指した。



(あんな家あったか??)



道中見覚えのある建物と見覚えの無い建物がある。

そんなことを考えながら歩いていると生まれてから18年間過ごした団地が見えてきた。







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