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ドライブ・ナイツ  作者: 蜜柑
「開戦」
13/15

希望VS黒鷲

発射台が視界に入る距離になった


「お母さん。ここで全部止めないと飛べないよ」


残ってる装備を確認しつつレーダーを確認する。星喰用弾丸2発、小型ビームチェンソー1本、EMPグレネード一個。

直前に停止させて近くで倒れているDNのショルダーアーマーには黒鷲のエンブレムが入っている。

今の装備でスミノフ軍最強の一角と言われるエースを叩き伏せられるだろうか。


そして、ある兆候が現れる。

レーダーに映る周囲を囲んでいた敵がレーダーの圏外に向けて後退し始めた。

代わりに、レーダーは上空より急速接近する物を捉えアラートを鳴らす。


「お母さん!チャンスだよ!これをやっつけたら飛べる!」

「うん。しっかり食いしばって舌を噛まないようにね!」


左手にビームチェンソーを構え、臨戦体勢を整える。

土煙を上げ、第二世代チョールヌィイ:オリョール 黒鷲が着地した。

希望と黒鷲が向かい合う。

「我はギャラック・ドボルスキー。貴君に降伏を求めたいが、そうもいかんようだな 。」

「そのようね。この子を宇宙にあげるまでは絶対に聞けない話よ」

「それでは、貴君を止めさせて貰う。武人としてお相手願おう!」

右肩のヘヴィバズーカで狙う。

しかし、狙ったところに既に希望はいない。

普通のDNにはできない空中での回避行動を行う希望。

熟練者であるほどその動きを予想できず対応に遅れをとる。

しかし、幾多の戦場を駆けたギャラックにとって、想定外は想定内。その場で相手を学ぶ。

希望も黒鷲の回避に必中をきする弾丸を放てない。

そうして、互いに一発も打つことなく戦闘開始から5分がたった。


「見えてきたな。しかけるぞ!」

「わざと見せてんのよ!」

黒鷲は星喰の照準の前に躍り出た。打たせる陽動だ。

それを理解して、相手のど真ん中に向けて星喰を放つ。


ギリギリで避けてからの発射時の硬直に対する攻撃こそ、ギャラックの切り札。

しかし、星喰は弾丸以上に空気ごと巻き込む面の攻撃だった。

「ぬおー!」

避けたはずの猛威は目の前にあった。


右足にさらに地面を蹴らせ右に回避するが、左足の膝下を喰われた。

そのまま倒れこむ。

しかし、終わってはいなかった。

倒れながら右肩のバズーカを放つ。

それを月読は余裕をもって回避する。

バズーカの弾は虚しく希望の横を抜けていった。


しかし、希望は後方から攻撃を受け、前方に吹き飛ばされることになる。

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