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黒鷲部隊
HOPEが起動した頃、グローズヌイのセーミラズルシェーニャの砲身の側面に設置されたリニアカタパルトから数十機のDNが発進していた。
その中でひときわ目立つ黒いDN
第二世代エース専用カスタム機チョールヌィイ:オリョール
主武器ヘヴィバズーカを右肩に担ぎ、左手に大口径ハンドガンを構える 黒鷲の名でしられる
そのパイロットはギャラック・ドボルスキー 長く続く武人の家系であり、スミノフを代表するDNパイロットの1人
彼を中心とする黒鷲部隊は、先に降下した使い捨てのパイロットとは違い、熟練した戦士達だ。
「この様な戦いは武人としての恥ではあるが、武人である前に我らは一兵士。全力を持って任務を達成する」
大気圏が近づき、突入用使い捨てシールドを展開させた。
目指す都市は既に赤く燃え上がり、蹂躙され尽くしている。
いかに早く敗北を認めさせるかがこの都市の被害を抑えることに繋がる。
「全ての敵戦力を無力化し、戦闘の終結を急げ」
キョートシティーの、赤く染まった空に黒い鷲が降り立つ