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タイトル未定2025/05/07 22:54

Hな谷川さんはピュアな変態さん。彼が町を歩くとラッキーHが付いてくる。仕事先で、ホームセンターで買い物の時に、はたまた髪を切りに来ただけなのに、ついムフフなことが起きてしまう。

あまりにもピュアなために時には痛い目に遭うこともあるけど、どこか憎めない男のちょっとHな話し。


 Hな谷川さんは今日はちょっと遠くまで出張です。遠くと言っても、隣の隣の隣、つまり県内です。

 今日の仕事は、洗濯機の取り付けとテレビアンテナの配線工事です。作業自体は、慣れっこな仕事なので、それほど大変ではありませんが、県内と言えど、現場が遠いので、移動に時間がかかるので大変なのです。

 Hな谷川さんの住む町からは車で、2時間近くかかります。工事の開始予定時刻は朝の9時からです。そのため、5時に起きてHな谷川さんは準備を始めたのでした。しっかりと朝食を食べ、エネルギーも満タン。

 因みに、早くに出かける現場作業の時は、奥さんも娘さんも起きてはきません。ですから、自分でトーストを焼き、お湯を沸かしてインスタントコーヒーをだけの朝食で済ませます。それでも、Hな谷川さんは厚切りのトーストを、4枚きっちりと平らげます。

 7時に家を出ました。現場までは、朝の通勤時間帯と言っても、混雑するような道はありません。だから、一般道を通っても、十分に間に合うはずです。事故さえ起きなければ。

 そう言えば先日の事、そばを通りかかる女子高生のスカートが、風で巻き上げられてチラッと見えたパンティにドキドキしてしまい、事故を起こしたHな谷川さんです。その後、この世の地獄とばかりに奥さんに叱られ、もう二度とよそ見はしないと心に誓ったのでした。

 ですが、目の前を走る、自転車に乗った女子高生の一群を見てしまいました。いけないいけないと思いつつも、チラ見してしまいます。見ない、見ないと思えば思う程、気になってしまいます。

 そこに追い打ちを掛けるようにあるいは神さまのイタズラなのでしょうか?ピューっと、突風が・・・

 ひらひらひらーーーと一群のスカートが一斉に、見事なまでに捲れ上がりました。

「おわあああああああああああ」

 ききききーーーーーー!と慌てて急ブレーキを踏むHな谷川さん。幸い、前後に車がいなかったので、何事も起こりませんでした。

 Hな谷川さんはそんな状況にも拘わらず、しっかり一群のスカートの中を目に焼き付けていました。

 Hな谷川さんは前回の事故で頭を打ったことで不思議な力を身に付けたようです。それは、直前の映像を網膜に焼き付けるスキルです。デジカメで撮影したような映像を網膜に焼き付け、自由に再生する事ができるのです。

「むひひひひひひ、い、い、い、いやらしいいいいいいい・・・白いパンティ、しましまのパンティ!おっ、こっちはピンクかあ、いいなあ。あれ?あれは、なんだあ、短パンか。でもま、いいか・・・」

 映像を楽しむHな谷川さん、気を付けないと運転中ですよ。しかも大きな声まっで出して。そばを通る人が怪訝な顔をしています。

 そうして余韻を楽しんだのも束の間、目的地の現場に到着しました。施主さんを訪ねます。

 ピンポーン。

「はーい」

「こんにちは。Hな谷川電器でーす!」

「はいはい、Hな谷川さんね。よろしくね」

 ガチャっと中から、施主のご主人が出てきました。ご主人とは、以前一度仕事で一緒になった事があり、それがきっかけで今回自宅の洗濯機の交換を頼まれたのでした。

「じゃ、ちゃっちゃっとやっちゃいますね」

 そう言ってHな谷川さんは、車を横付けし荷物を下ろしていきます。手慣れた手付きで作業を終え、予定の時間よりも30分も早く終了しました。

 ご主人も大変喜び、お土産に缶ビールの6缶パックをいただきました。Hな谷川さんも大変喜びで何度も何度も頭を下げ、お礼を・・・

 頭を何度も下げていたら、あの映像が勝手に再生されてしまいました。

「げひひひひひひ、ぱ、ぱ、・・・」

「ん?どうかしたん?ぱがどうとか?」

 ご主人が怪訝な表情で見ています。どうにか、理性で煩悩を打ち消し、

「いえいえ、なんでもないです、はい。それじゃ、また何かあったらよろしくお願いしますね」

 Hな谷川さんは冷汗をかきつつその場を退散しました。

 帰路に着き、暫く走っていると、田園風景の広がる所へ出ました。

「やっぱ、田舎はいいよなあ・・・あ?」

 その時Hな谷川さんの目に留まったのは1人の農婦でした。農婦と言っても、Hな谷川さんよりも若い、30代の中頃と言った感じです。その農婦が、腰を突き出し刈り入れ作業をしているのですが、その突き出したお尻に、パンティラインと柄がくっきりと浮かんでいるのです。なぜなら、その農婦は、薄手の白いジャージを履いていたからです。

「むむむむむ、い、い、い、いやらしいいいいいいい」

 早速、Hな谷川さんのスキルが最大限効力を発揮します。

「むむむむむ、おおおおおおお!書き込み完了!」

 車を停め、ヘンな声を上げているので、農婦が振り返って見ています。やや白目をむき、網膜に焼き付いた映像を見ているHな谷川さんは危ない人にしか見えません。その姿に身の危険を感じたのか、農婦がその場から遠ざかっていきます。すぐに理性を取り戻したHな谷川さんもその場から離れる事にしました。

 それから暫くは、Hな谷川さんの望むようなハッピーな出来事は起こりませんでした。かれこれ、1時間くらい走ったでしょうか。車の時計を見ると、1時をとっくに過ぎ2時近くになっていました。途中で、農婦を観察し、再生などしていたために、随分と時間が経ってしまっていたのでした。

「そう言えば、お腹空いたなあ」

 広めの道路に出ました。遠くに、ファミリーレストランの看板が見えてきました。

「ジョナーズか、あそこでいいや、あそこにしよ」

 駐車場に車を停め、店内に入ります。ランチタイムも後半に入ったせいか、店内にはあまりお客さんがいません。応対に出た店員さんも、お好きな席にどうぞと言うだけで、案内もありません。Hな谷川さんは、窓際のボックス席に座ると、メニューを取り、パラパラとめくり始めました。

「なんにしようかなあ」

 とその時、Hな谷川さんの視界に、あるものが飛び込んできました。それは、向かい側の、お客さんがいなくなったテーブルを片づける店員の姿です。Hな谷川さん、何気なく入ったファミリーレストランでしたが、実は、その店は、マニアの間でも有名な、店員の制服がエロい事で有名だったのです。そんな事、全く知らずに入ったHな谷川さんでした。店員が、ソファに片膝をついて、食器を片づける姿に目が離せません。

「い、い、いやらしい・・・僕もあのソファになりたい・・・」

 すると、店員がさらに屈みこみました。ただでさえ、短いスカートです。そんなに屈んだら・・・

「い、い、い、いやらしいいいいい」

やはりです。やはり、チラッとパンティが見えました。すかさず、網膜に焼き付けます。

「も、も、もっとおおおお」

 しかし、期待通りにはいきません。Hな谷川さんが、網膜の映像を再生している間に、店員は、食器を片づけ終わり、厨房へ引っ込んでいました。

「ちぇ」

 仕方ないので、ランチハンバーグを頼むことにしました。呼び出しボタンを押します。

 ピンポーン。

 すぐに店員が来ました。ランチハンバーグにドリンクバーを頼むと、店員が笑顔で戻っていきました。

「さてと、ドリンク、ドリンクっと」

 そそくさとドリンクバーコーナーへ向かうHな谷川さん。と、そこにさっきの店員が、グラスを片づけています。しかも目の前で屈んで。くっきりと、先ほども拝んだパンティ、黄色とブルーのストライプが目の前に再現されています。

「う、う、う、う、いやらしいいいいい」

 網膜に焼き付けながら、うなります。その視線に気づいたのか、店員が、さっさと片して、場所を空けます。しかし、Hな谷川さん、網膜再生のため、白目をむいて、立ったままです。怪訝な顔の店員は、そのまま行ってしまいました。ふっと、我に返り、ドリンクを取って、席に戻ると、早速再生を始めました。

「ふふふふふふふ、いいなああああああ」

 ハンバーグが目の前に置かれても、気付きません。どんどん冷めていきます。すっかりハンバーグが冷たくなった頃、Hな谷川さんは戻ってきました。そして、冷たくなったハンバーグを頬張りだしました。ハンバーグは冷めましたが、いいものが見られたと少し有頂天です。と、そこへ先ほどの店員が、再び向かいのテーブルで作業を始めました。

 先程と同様に、ソファに膝を掛け、今度はもう片方も。あれ?あろう事か、Hな谷川さんの方を向き、スカートをたくし上げました。

「い、い、い、い、い、いやらしいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

 ハッと、目が覚めました。慌てて、網膜を再生しましたが、そこには、誰もいないテーブルとソファがあるだけ。妄想による幻覚だったようです。なんとも残念なHな谷川さんでした。




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