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長椅子  作者: 愛菜
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時間によって、季節によって、気候によって、そこに座る人が変わる’’ベンチ’’。

そこでの会話からは十人十色、様々な人生を見ることができる。

ここでの会話はあなたにはどのように映るだろうか。

とある2人組

「はー、疲れた。」

「そうだね。今日だけで2万歩くらい歩いたし。」


「あの頃はこれくらい平気だったのに。」

「お互いだいぶ筋力も体力も落ちてるからね~。」


「これが歳ってやつ?」

「いやまだそんないうほど歳じゃないでしょ!」


「引退してもう1年かぁ。」

「そうだよ。もうあの地獄の日々には戻りたくないよね。」


「そうだな~。もう戻りたくない。名残惜しいけどな。」

「名残惜しい?」


「うん。あの時は毎日しんどくて、なんでこんな事ずっとしてんだろって思ってた。けど、あんなに1つのことに熱中するなんて今までなかったし、あの時のメンバーで過ごす時間はもうないんだって思うと少しだけ。」

「たしかにそうかも。しんどかったけど毎日楽しかったよね。」


「あれが青春ってやつかな。今度、懐かしのメンバーで集まるか。」

「懐かしっていうほど時間たってなくない?」


「…うるさいなあ。」

会話からはその人々の関係性、その会話の行われている時間、状況など多くのことを想像できますよね。

どのような関係性のどのような性別の二人が、どのような場所にあるベンチでどのような時間にこの会話をしたように思いましたか?

各々の歩んできた人生によって、会話から想像される時間、性別、登場人物への解像度が変わるのっておもしろい。

つまらないつたない文ですが、あなただけの解釈を楽しんでください。

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