第11話 本当の仲間
午後6時13分。会社から退社して、電車で家に向かってるところだ。
昨日は凄く、というか10年に一度しかなさそうな辛さだった。
昨日はゲーム終わってすぐに残業やり始めたけど、そりゃあ集中できない。
つまり、2時間かけて終わったと思った残業が、やる内容違ってた。
・・・【絶亡】した。
でも、どうにか全部やり直した。気合いで。
やった!終わった!と思ったら、・・・午前5時ぐらいだった。
だから、俺にはほぼ寝る時間がなかった。
寝れて1時間ほど。でも、俺は寝た。
で、結果→【出社時刻2時間オーバー】
みんなにはわかんなかったと思うけど、いろんな意味で辛かったよ。
昨日の「会社終わった!」っていう叫びのせいで社員たちからの冷たい目線。
しかも、【遅刻】ということもあり、冷たいを通り越し、凍えるような目線で見られた。
そして最終的に残業を昨日の倍の量もらった。
「はぁ、この会社辞めようかな?」
つい電車の中で一言、言い漏らしてしまった。
だが特には何も反応が無かったので俺は何もなかったように振舞った。
・・・そして今の状況=ゲームやってる。
もうそろそろみんな思い始めてるかもしれない。
【こいつ、ゲーム廃人じゃん】と。
でも、俺はそう思われても仕方がない。
そう思いつつもゲームを俺は続けている。
昨日のあの戦いから、俺はもっと仲間を信頼するようになり、
仲間を統率するようなこともやるようになった。
すると、俺はさっきから無敗で勝ちすすみ、今は6連勝ぐらいしている。
「・・・仲間っていいな」俺はそう感じ始めた。
そのまま1時間ぐらいやり続け、ざっと16連勝はしたと思う。
そして、残業があるからという理由で編めようとしたそのとき、
ある考えが頭をよぎった。
「あれ?俺の本当の仲間って・・・。」
そうだ。俺にはオンラインの人たちが味方であるのならば全員仲間という風に
思っていた。
でも、このゲームでの本当の仲間は、
俺最強wさん、Rescueさん、ドカーンさん、デュアルさんじゃないのか?
「俺、あの本当の仲間たちとゲームがしたい。」
まるで、小さい頃の記憶が戻ったような感じだ。
いろいろあって1ヵ月は一緒にやっていない。
「いつかできるかな?」
そう思った俺は即座にゲームをやめて、スマホを手に取った。
1,2年前の少し古い機種のスマホだ。
そしてパスワードを入れた後にSNSを開き、あるメールを仲間たちに送った。
件名:一緒にできませんか?
送信者:暗いさん
あの、俺最強wさん、Rescueさん、ドカーンさん、デュアルさん
今週の土曜日にみんなでゲームできませんか?
・・・送ってみたけれど、ちゃんとみんなに届くかな?
みんなでまた、ゲームをしたい!
仲間の大切さが分かり、本当の仲間とまたゲームをしたいと思った影野。
この思いは仲間に届くのだろうか?
次回もよろしくお願いいたします。
前半と後半、内容が全く違いますね。
でも、一応物語として分かってくれれば私は嬉しいです。




