各種族
四聖獣:
ブロックを担当する代行者。北に神狼、東に聖竜、南に不死鳥、西に鷲獅子がおり、それぞれに王がいる。
いずれも管理者には絶対の忠誠を誓っているが、個性はある。
フェンリルは秩序を重んじ、上位者である管理者の言葉を盲信する。眷族を増やし、管理者が復活した時に備えている。このためフェンリル数百頭、その眷族である白狼数千頭以上がゲドゥルト山脈の北に生息している。
ドラゴンは歴史を鑑み、力による支配こそが絶対と信じている。このため、来るべき管理者復活に備え、自らの力を高めている。ドラゴンは数十頭が各地に散らばって生息している。
フェニックスは因果応報という考え方が強く、今を楽しく生きるべきという信条。享楽的で助言者への協力も気まぐれ。フェニックスは眷族を作らず、一体だけが存在する。
グリフォンは正義を重んじ、管理者や助言者といえども誤りがあれば正そうとする。このため、管理者候補が現れると自らがその資質を見極めようと試験している。グリフォンはヴォルケ山地を中心に二百頭近くが生息している。
闇森人族
駆除人として生み出された種族。
寿命は千年以上と非常に長い。褐色の肌に銀色の髪で全員が美男美女。
身体能力は高く、敏捷性は各種族で最も高い。また、全員が魔導器を有する魔導師であるため、魔術の使用が可能で、魔導師集団、叡智の守護者を構成するとともに、暗殺術を極め間者としても働く(組織名:シャッテンヴァッヘ:影の監視人)。
助言者マグダの直属の種族でヘクサローンの森に住む。
人口は約千人。男女比は3:7で圧倒的に女性が多い。
管理者候補の護衛を行っており、フェリックスが生まれた時から護衛している。また、管理者と助言者以外の命令は聞かない。助言者からの抹殺命令が下されれば、是非を問うことなく実施し、確実に成功させている。
闇森人族の魔導器の潜在能力は1000~2000。
森人族
森の管理要員として生み出された種族。
所謂エルフ族。
寿命は千年以上と非常に長い。知識が豊富で理性的、金色の髪に碧眼で全員が美男美女。
森での活動のため、身体能力は高い。全員が魔導器を有する魔導師であるため、魔導の使用が可能。森での狩猟のため、弓術に秀でている。
大きな森に住んでおり、人口は二万人程度。統一の国家は持たず、森単位でコミュニティを作っている。
基本的には森の保護を行っており、人間と対立することが多い。但し、魔素溜まりの排除などで人間と協力することもある。
森人族の魔導器の潜在能力は500~1000。
小人族
施設の補修要員として生み出された種族。
所謂ドワーフ族。寿命は三百年以上と長い。茶色髪に茶色い瞳で身長は低く、男女とも筋肉質。
金属の加工が得意であるため、筋力が強く、また器用さもある。魔導器を有しているが、金属の加工に特化した魔導のみが使える。
鉱山のある山に住んでおり、人口は五万人程度。統一の国家は持たず、鉱山単位でコミュニティを作っている。
人間とは交易を通じて友好関係にある。一人ひとりが強力な戦士でもあり、侵略に対しては徹底的に戦うため、彼らに手を出すことはタブーとされている。
酒と祭を好むが、享楽的なところはなく、質実剛健な種族である。
彼らのコミュニティの近くには必ず名酒の産地が存在する。これらの酒蔵は商人ギルド彼らの作る武器をより多く入手するために管理していると言われている。
小人族の魔導器の潜在能力は200~1000。
獣人族
平原や山の管理要員として生み出された種族。
犬、猫、虎、獅子、熊、狼、兎、狐など様々な動物の遺伝子が混ぜられており、能力はそれぞれのベースとなった動物に準ずる。
魔導器を有しているが、魔導は使えず、その代わりに身体強化や獣化が行える。
人口は十万人程度。統一の国家は持たず、村単位でコミュニティを作っている。
獣人族の魔導器の潜在能力は200~1000。
普人族
所謂人間族。魔導器を有する者がほとんどだが、他の種族に比べ魔導器の能力が低いため、ほとんどの普人族は魔導を使えない。
寿命は百年程度だが、魔導師には寿命がなく、数百歳となる導師もいる。普人族の魔導器の潜在能力は100~500。極稀に魔導器を持たない0の者もいる。