表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀の精霊術士  作者: 漆黒の闇
プロローグ
7/23

プロローグ 7話

目を開けてみると目の前で止まっていた


(…まただ……)


以前起きたようなことが起こり少し疑問を抱くと、


「なぜお前がそれを持っている…?!」


「これを知っているのか?」


思わずそう口から出てしまった

謎を知っている人がいるとそれは聞いてしまうだろう

だが彼女達は攻撃の手をやめなかった

一応この力でなんとか防げているがいつまで持つか分からない


すると……


「やめなさい、あなた達」


爆音などで聞こえずらいはずなのに凄く透き通った声が響いた

声は街のほうから聞こえてきた

俺はこんな状況で声が届いたことに驚いたのだが、それ以上に彼女達は違うことに驚いていた


「アリアナ様?!なぜここに?」


最初はよく見えなかったが視力のお陰でみえるようになってきた

彼女は俺と同じ銀の髪で目は透き通った水色をしていた

体格は誰がみてもスタイルが良いというだろう

ふと周りを見ると彼女達は固まっていた

どうやら彼女は彼女達より位が高いのだと思った

だが彼女達が言った通りなぜここに来たのか理由が分からない


そう思って目の前を見るといつの間にか彼女が立っていた

遠目からで分からなかったが背は俺と同じぐらいたった

そうすると当然視線は彼女の目にいった

近くで見ると意識がまるで吸い込まれそうだった

だから素直に


「キレイだ…」


そう口から出てしまった

すると彼女は顔を真っ赤にして


「なっ…何を言っているんですかあなたは?!」


と後退りしながら言った


「…いや、素直にキレイだと思ったから言っただけなんだが」

「……っ!!」


そして余計に顔を真っ赤にして倒れてしまった

あわてて彼女を支えようとするといつの間にか彼女の後ろにいた人が支えていた


「迷惑をかけてすみません、ミズノ シン様」

「いえいえ大丈夫ですって……あれ?どうして俺の名前を?」


そう疑問に思ったのだが


「すみません、今は時間が惜しいので後程答えます」


そう言うとゴソゴソと光る球を出してきた

それは光に色なかったがとても暖かい色だった


「…これは?」

「これは彼女があなたに贈る力です」

「…力?」

「正確に言うと彼女の知識と力を集めた結晶体です。はやくお受け取りください」


そう言われ結晶体に触れると暖かい光が体の中に吸い込まれていった

すると不思議なことに彼女達の周りに集まっていた小さな光が見えた

よく見てみるとそれは小人だった

その光景に驚いていると


「無事後継できたようですね」

「あのっ、これはいったい…?」

「疑問に思う事が多いでしょうがあちらに送ってからお願いします」

「ちょっと待って…」

「それでは後程…」


そして目が眩む程の閃光が俺の体を包むと次第に意識が落ちていった…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ