プロローグ 5話
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「…ここはどこだ?」
そんな疑問が思わず口から出てしまった
見たところ周りは、森のようだが知らない場所だった
それに死ぬ前の記憶が刺さり頭の中に残っていた
(あの獣に喰われて間違いなく致死量の出血をしたはず…
なのになぜ今生きていれるんだ……?)
一瞬夢かと、そんな考えが頭をよぎったが自分が着ている服の背中側には牙の跡と血の跡が付いていた
(やはり夢でもなく俺は生きているようだ)
だが、一つだけ頭に残っていることがあった
それは、死ぬ前に聞いた声だった
(何を言っていたのかは、よく覚えていないが何かを心配しているようなことを言っていた気がする)
しばらく考えたが、考えても意味がないという結論に達し付近を散策することにした
(よしっ、寝てたせいか体が少し固まっているようだ
運動がてら走ろうかな)
そう考え立とうと思ったらなぜか少し違和感があった
(…どうしてだろう?足が踏ん張れない??
それに気のせいか目線も少し下がっている
最近走っていなかったからか感覚を忘れたのか?)
でも走っていれば感覚を思い出すだろうと、足を動かし始めた
視界に入るのは森の緑とそこからの木漏れ日そして…
(……何これ…?)
自分の銀の髪の毛だった
見間違いかと思ったがどこからどう見ても銀色だった
俺はどうなっているのだろうと、少しの不安を頭に抱えながら森を走り抜けていった