プロローグ 2話
家を出てすぐ近くの公園に足を運んだやはり公園で、遊ぶ子供が多いようだ
遊んでいる子供の邪魔にならないように外側を歩いていく
すると
「危ない!…」
そんな声が聞こえた
振り返るとこちらにサッカーボールが飛んでくるのが見えた
(あっ、これ当たるな…)と思い避けるのを諦めた
(……あれっ?)
いつまでたってもあたった衝撃かこず恐る恐る閉じた目をひらいてみるとボールが目の前で止まっておりそしてストンと落ちた
(……まただ……)
子供の頃から、俺は不思議な体質であった
いや…幸運と言ったほうがいいのかもしれない
以前一人で料理をしていた時がある
今では料理の腕は上手くなって大した失敗はしていないが、小学校の頃だろうか…
幼い頃の記憶を思い出すため少し思考の世界に入っていった
(そうだ…あの時俺は玉子焼きを作ろうとしたんだ
そして作り終わったフライパンを洗おうとして触ったんだ
冷水をかけてもいなかったそれを触ってしまい火傷を負った
でも水で冷やし手を見たらそのけがは治っていたんだ)
(それに、成長するごとにこの力も段々強くなっている気がする…)
そう思いながら思考の世界に沈みこんでいった
一応彼の料理の腕は一流シェフにおとりません