とある少女のとある小さな夢
これは私の小さな夢の話だ
私の夢はバス通学をしバスに揺られながら読書をすること
まぁ夢と言うほどのことではないかもしれないが私にとっては夢なのだ
ドラマやマンガだとここで恋に落ちたりするのだろうがそんなことは求めていない
ただ、バスに乗って読書をするだけでいいのだ
学校に着いたら仲のいい友達とおしゃべりをしながら教室に向かう
教室に着いたらみんなからおはようと言われて私もおはようと返す
そして授業中に手紙を回したり先生の似顔絵を描いて笑いあったりしてみたい
部活にも入りたい
あんまり体を動かすことが得意じゃないから運動部には入りたいとは思わない
でも、マネージャーならやってみたい
選手のみんなを応援し優勝する、そんなのもいいかな~と思う
文化部なら演劇部に入りたい
演技がうますぎてスカウトが来たりして、なんて想像するだけで口元がゆるんでしまう
部活がない日は仲良しな友達と寄り道をしたい
プリクラを撮ったりカラオケに行ってみたい
まぁ私はあまり歌が上手じゃないから聞くだけになるかもしれないけどそれでも行ってみたい
私が望んでいるのは小さな夢かもしれないけど私にとってはものすごく大きな夢だ
もしかしたら明日にはこんなことを思うことができないかもしれない
明日手術がうまくいけばこんな小さな夢があたりまえのように叶うのかもしれない
小さいころから入院生活を送ってきたからどうやって友達をつくればいいのかわからないけどとりあえず話しかけてみようかな
部活も何部があるのだろう
いろんな部活に入部してみたいな
休みの日はみんな何をしているのだろう
遊びに行ったりしているのかな、それとも勉強をしているのかな
明日が待ち遠しいな
私にできることが他の人全員にできるとは限らない