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短編連作

終わりよければすべてよし

作者: 霧島躑躅

初投稿です。

拙い作品ですが、暇潰しにでもお読みください。

「ディアナ・セシル! お前との婚約は破棄し、このリリアを我が正妃とする!」


わたくしの婚約者である、アルス第一王子殿下が、見覚えのない女性を腕にまとわりつかせて登場されました。その背後には三人の男性たち。アルス王子の将来の側近候補です。

わざわざ壇上に上がって、高い位置からこちらを見下ろしてきます。あなた方は煙のお友達ですの?


「……あらまあ。記念すべき卒業を祝うパーティの最中に徒党を組んで壇上に上がられましたので、何をなさるおつもりかと思えば――理由をお聞きしても?」


わたくしはぱらり、と優雅に扇を開いて、口元を隠します。


「とぼけるつもりか、見苦しい」


吐き捨て、わたくしを侮蔑の眼差しで見下ろしてきます。

せっかくの唯一の取り柄でもある美しいお顔が酷いことになっておりますよ?


「貴様がリリアにしていた数々の仕打ち、貴族の風上にもおけぬ! まして我が婚約者として、次期王妃として相応しくない所業、恥を知れッ」

「リリア様? とやらに、わたくしが何をしたと?」

「ディアナ様! おとなしく罪を認めてください! 今ならアルス様も国外追放で許してくださると!」


何を寝言をほざいているのでしょう、あの小娘は。

貴族の子女に国外追放とか、事実上の死刑です。

そもそも王子に貴族子女を勝手に裁く権利はありませんことよ。


「それで、わたくしが何をしたと仰るの?」


いい加減苛々してきたので、冷ややかに扇をぱちりと閉ざしました。ええ、威嚇のつもりですが何か?


「魔女め! 公爵令嬢という立場を利用してリリアを陰で虐めていただろう!」


セシル公爵家と同格で、事ある毎に我が家をライバル視してくるリース公爵家の嫡男が吠えます。


「魔女とは、酷いお言葉ですわね。具体的に、どういったことを仰ってますの?」


突然の理不尽に、ふつふつと怒りが沸き上がります。同時に、意識がすうっと冷めて、卒業パーティで盛り上がっていた気分が落ち着いてきました。


「教科書を破いたり、物を盗んだり、ドレスにワインを引っかけたり、証拠は挙がっているんだぞ!」

「他にも学園や夜会で、呼び出されては幾度となく罵倒されたとか」


銀縁眼鏡のいずれは宰相か、と言われている腹黒い秀才と有名な伯爵家嫡男が眼鏡の位置を神経質に調節しながら言葉を継ぎます。


「極めつけは、先日の事件だな!」


細マッチョの、騎士団団長の子息が胸を張って言い放つ。身分こそ子爵家だが、武芸に秀でていることで有名な家柄ですわね。


「先日の事件とは?」


結構投げやりな気分で先を促すと、一周回って王子のターン。

まさか台本とか作って台詞決めてたりしないでしょうね。分割が見事です。

複数人で話すと、必ず何度かは言葉がぶつかってしまうんですよね。夜会とかお茶会とか。


「貴様がリリアを階段から突き落としたのだろう! 目撃者もいる。言い逃れはできないぞ!」

「ふん。これでセシル家も終わりだな」

「観念して罪を認めたら如何です?」

「その醜悪な性根は死んでも直るまい」


次々に罵声を浴びせてくるバカ共に、この国の未来は大丈夫かしらと気が遠くなります。

いや、むしろ早めにバカだと皆に知れて良かったのかしら。

見た目とか家柄とか親の地位とかがなまじ良かったせいで、外面だけはまともな彼らの内面が腐っていることに気づいているのは陛下や王妃様といった彼らの身内を含んだ、修羅場を勝ち進んできた猛者たちだけでしたから。

おかげでわたくしの仕事は増えるばかり。だってアルス王子に政は任せられませんもの。

わたくしとの婚約が成立した時点で、帝王学はわたくしの義務となっていました。

母が同腹の王妹という直系王族だった上、公爵家自体も王族から派生しているので、わたくしも一応王位継承権はあるのです。さすがに王子が複数いるのに女王はちょっと…ということで、実権のある王妃になるべく日々精進を重ねています。


「みんな! これ以上ディアナ様を責めないで! きっとディアナ様はアルスの心が私にあると知って、嫉妬してしまっただけなの! 許してあげましょう!」

大声で寝言をわめくとは、器用な方ですこと。


「ね、ディアナ様。私たち仲直りしましょう? 謝ってくださったら、それで許しますから」


まさか、許した上での国外追放? 無理があり過ぎます。

ああ、もう我慢の限界。

許していただく必要はありませんわ。

わたくしが知らない娘であるということは、男爵以下の家柄だと言うこと。

そんな確固たる身分差があるにもかかわらず、王家の流れを汲むセシル公爵家令嬢たるわたくしに対して、「謝れ」「許してあげる」などと戯言を喚き立てるとは。


「――お黙りなさいな」


冷ややかな声で、無礼者を黙らせます。

再び優雅に見えるように扇を開き、口元を隠し、目を細める。怒りをわかりやすくアピールするのです。

目の前の醜態をさらしている方々ではなく、ある程度以上の思考能力を持つ周囲の貴族子女に対して。


「あなた方の不愉快な茶番で、これ以上卒業パーティを中断させるわけには参りませんわ」

「なっ! 茶番だとッ」

「茶番でなくば寸劇ですか。ねえ、ところでアルス様。そちらの女性とお知り合いになったのはいつ頃ですの?」


溜め息混じりに、まずはそこから。


「出会った時期だと? 何故そんなことを聞く? おとなしく罪を認めることもできないのか、貴様」

「耳障りな雑言はもう結構。質問にお答えくださいな」


怪訝そうに眉を寄せたアルス王子が、わたくしを警戒しながら口を開きます。


「一年前の春だ」


それがどうした、と言わんばかりのアルス王子たち。

わたくしはと微笑んで、彼らの根本的なミスを指摘します。


「わたくし、この一年間、王妃様の外交にお供して、国内に居りませんでしたの」


わたくしの言葉の意味を咀嚼して、彼らは理解した瞬間、揃って口をぽかんと開けました。

知らなかったことにわたくしの方がびっくりですわよ…。

脱力し掛けた自分を激励して、話しを続けます。


「一年後、近隣諸国との戦争終結二十周年記念式典が我が国で行われることはご存知でしょう? 各国の王族の方々に我が国にお越しいただく前に、王妃様が各国を一年掛けて時計回りに訪問なさいましたの。わたくしは次期王妃候補として、様々学ぶために諸国に挨拶して参りましたのよ」


どの国をどの順番で訪れるか、期間はどれほどかなど、五年毎の訪問記録を読み返したり、改善点を考えたり、それこそ寝る間もないほど働きました。

流石に次期王太子予定のアルス王子をおいそれと国外に出すことは出来ないため、婚約者であるわたくしにお鉢がまわってきたのです。

彼には式典の際に国賓をもてなす役目を与えられるはずでした――が。


「学園内どころか、国内にすらいなかったわたくしに、先ほど仰ったような言動は不可能ですわね」


そもそも、填めようとしている相手の動向くらい掴んでおく物ではないのかしら?

まさか、彼女の言い分を盲目的に信じて、確認もせずに今日に至った、なんてことないでしょうね。

ちなみに、一年間も休学していたわたくしが当たり前のように卒業資格を得、パーティに出席している理由は偏に努力の結果です。

外交に一年間掛かると言うことは分かり切っていたので、学園に入学した十三歳の頃から少しずつ年齢より先の試験を受け続け、昨年の時点で卒業に必要なすべての試験に合格していたのです。卒業年を今年度にしたのは、婚約者たる王子よりも優秀である、などと相手を貶める話題を作らないため。

まあ、そんなこと議会やら陛下やらは事実としてご存知なのですけれど。


「そっ、そんな、嘘よ! アルス、皆、信じて! 私あの女に酷いことをッ」

「あの女、というのはわたくしのことを指しているのかしら?」


顔色を悪くして周囲の男たちに縋りつこうとする彼女――名前はなんだったかしら――を見据えて、わたくしは許し難い罪を犯した娘を断罪します。


「第一王子たるアルス殿下の婚約者にして、公爵家の長女たるわたくしを、あの女と仰ったの? そもそも、貴女はどちらのお家の令嬢なのかしら。わたくし、見覚えがありませんの」

お名前を教えてくださる?

そう問うのは当然のこと。

返答がないので、わたくしは諦めて先を続けます。


「そもそも、公然と王族を呼び捨てにするとは、どういった了見ですの? 貴族子女としての最低限の礼儀すら見あたりませんわ。ご存知でしょうけれど、我が国では王家を頂点に、身分制度を徹底しておりますのよ。三十年前に勃発した十年戦争において最初の切っ掛けとなったのが、先々代陛下の血を引く庶出の王子が王位を欲し、諸国が我が国を手に入れようとそれに協力したことに端を発したのです。その事件を教訓に、王侯貴族は一人残らず記録され、庶出、妾腹などには特例を除き家督継承権を与えぬことが、国法に明記されておりますわ。無論、例外はありますが、その場合、貴族院による緻密な調査ののち、議会を通し、最終的に陛下の許可を必要とします。もうひとつの例外は王族の方々ですが、正妃様の御子を最優先とし、ご側室方にも確固とした序列が定められております。それ故の、アルス王子の第一王位継承権なのですわ」


最後はちょっと嫌みだったかしら。

貴方は正妃様の御子だから無能の上努力しなくても王位継承第一位なのですよ、と言ったつもりだったのだけど――顔色を変えたのは眼鏡の彼だけですのね。

わたくしは彼らがわたくしの話しを黙って聞いている事を確かめ、顔色の悪いまま突っ立っている彼女を見やります。

「それほどに、わたくしたち貴族は国に管理されているのですわ。故にわたくしは妃教育の中で、王族は勿論、侯爵家から男爵家まですべての直系、傍系血族を暗記することを求められました。そのわたくしの記憶に、貴女の存在はないのです。貴女は一体、何処のどなたですの?」


ざわり。

黙って事の成り行きを見守っていた周囲が、騒動の大事さに気づいて騒ぎ始めました。

学園に入学できるのは、貴族院に登録された国内貴族の子息令嬢のみ。国外の貴族子女の留学を受け入れる場合は、厳密な調査と国内貴族の後見人をもって、初めて入学が許されます。平民など以ての外。例外は準男爵や騎士などの一代限りの貴族の子供ですが、その場合王族に嫁ぐなど決して不可能です。

子爵家、男爵家でも有り得ないのに、それ以下となると夢のまた夢。


「リ、リリアはマルメット男爵家の娘で――」


置物と化していたアルス王子が、フォローに動きました。


「マルメット男爵家に直系女子はいらっしゃいませんわ。あの家の子供は、ご正妻がお産みになった嫡男だけ、それも未だ齢五つに満たない幼児です」


はあ、とため息をついてから、わたくしはアルス王子に微笑みかけた。


「このような場で、わたくしとの婚約破棄を宣言した上、罵詈雑言で侮辱なさったのです。恐らく、アルス様のお望み通り、わたくしたちの婚約は解消されましょう」


だからといって、すべてがアルス王子の望みのままになるわけではないのですけれど。


「また、曖昧な身分で学園に在籍していらっしゃるそちらの女性の身元を確認する必要もありますし、卒業パーティを中断し続けるのも皆様に申し訳ありません。あなた方とわたくしはこれより王宮に参り、冤罪でわたくしを辱めた件も含め、事の次第を陛下以下議会の方々に漏れなく報告し、沙汰を待ちましょう。事はわたくしたちだけで解決できる範囲を超えております故」


よろしいですわね?

問えば、反論できない様子の彼らは渋々頷き、彼女の虚言を疑いながらも、惚れた弱みなのでしょう、顔色の悪い彼女を支えながら、ようやく壇上から降り始めました。パーティの続行を責任者に任せ、わたくしたちは会場を後にします。


――長かったわぁ。


いっそこのまま屋敷に帰りたい気持ちを抑え、それぞれ自分の家の馬車に乗り込みます。彼女はアルス王子と共に王家の馬車に乗ったようでした。

状況の悪い彼女が逃げ出さないか心配でしたが、アルス王子達の乗った馬車の周囲を当たり前のように騎士団が囲み、王宮まで強制エスコート。



王宮に着き、いつの間にか誰か――おそらく、会場の警備に当たっていた騎士の誰かが早馬をとばしたのでしょう――が事の成り行きを報告していたようで、あっさりと謁見室まで通された。

そこからはもう、スピード解決でした。


貴族院の記録を調べると、彼女の身元が判明しました。マルメット男爵の腹違いの妹、つまり、先代男爵が外で作った娘でした。現マルメット男爵がその存在を知り、生活に困窮していた母娘を使用人として引き取ったのだそうです。

その後、リリア嬢の容姿が優れている上、知能が高いこともわかり、マルメット男爵の養女にすることを考えたそうです。ですが、貴族として育ったわけではない彼女が貴族社会にとけ込めるか分からなかったため、とりあえず学園に一年間通わせて様子を見、結果次第で正式に養子縁組するつもりだったのです。

つまり、彼女は貴族ではなかったのです。

学園側もマルメット男爵からの寄付を受けて貴族になる予定の特例としてリリア嬢を受け入れました。

彼女は平民でありながら、マルメット男爵の厚意を無碍にし、王族たる王子をはじめとした将来有望な若者を堕落させたとして、戒律の厳しい修道院に生涯入れられることが決まりました。


そして、王子たちはというと。

小娘に誑かされ、由緒あるセシル家を侮辱し、王家をはじめとする彼らの家の恥を晒したとして、廃嫡されました。たとえば関係者だけで行ったならば隠蔽もできましたが、あのような衆人環視の中でのこと。彼らに罰を与えなければ、セシル公爵家を敵に回すことになります。

そうなれば議会が割れ、内政が荒れてしまいます。

そんなわけで、各家で嫡子として次男以降が擁立されることになりました。それは騒ぎを起こした彼らが、それぞれの一族のかなり低い位置に置かれることが確定した瞬間でもありました。

ちなみに彼らの婚約者はそのまま新たな嫡子と婚約を果たしたそうです。

陛下が婚約破棄の許可を出されましたが、両家の話し合いの末、令嬢側になにかしらの有利な条件を与えた上で、婚約を継続することになりました。

まあ、他に婚約者を探そうにも、陛下に罰せられた以上、家格の低い家に頭を下げるしかない現状ですもの。せめて良家の縁を繋いでおきたかったのでしょう。

さらに、そんなおバカさんに育てた咎で、爵位をそれぞれ一階級ずつ降格処分。同時に彼らが言っていた“階段から突き落としたことの目撃者”たちも連座で拘束し、リリア嬢に頼まれたという言質を得ました。それらの家は表沙汰になっていないことから、罰金刑で済みました。しかし、水面下でセシル家に喧嘩を売ったという噂が広がり、社交界では敬遠されてます。信用回復には時間がかかることでしょう。


第一王子が廃嫡され、わたくしがどうなったかというと――。

一年掛けて諸国に顔を売ってしまった以上、次期王太子妃はわたくし以外には務まりません。騒動のすぐ後に“病気療養されるアルス王子の代わりに”正式に立太子された、側室腹でわたくしたちと同い年である弟君の第二王子殿下の婚約者として、無事にお披露目されました。

婚約破棄騒動を覆い隠すために、かなり盛大な立太子式典となったのは、まあ、さもありなんという感じでしたわ。

戦争終結からまだ二十年しか経っていないのですもの。我が国の王家が一枚岩であると、アピールしなくてはならない時期です。

本来ならば正妃様とそのご実家も何らかの処罰を受けるべきでしたが、正妃様のこれまでの実績と国外にいたことを鑑み、不問となりました。しかし責任を感じた外祖父のご当主が隠居することで反省の意を示されました。そんな立派な方々の血筋から、何故あんな王子が…げふん。


今回の件は、結果的に彼らが自滅した形になりましたが、わたくしや国にとっては最善の状態に落ち着きました。

わたくしにとっても幸運の重なった結果ではありましたが。

もし、彼らがわたくしの不在を知っていたら?

もうすこし知恵を働かせて、本気でわたくしを排除するために動いていたら?

もしかしたらわたくしは、冤罪で本当に追放されていた可能性もあるのです。

事態が落ち着いた後、そう考え至った時にはぞっとしました。

彼らの性根は腐っていましたが、頭が悪いわけではなかったのです。ただ、自分たちにとって都合の良いように考える癖があり、それが致命的であったというだけの話。無意味に甘やかされたわけでも、必要以上に厳しくされたわけでもないのに、何故あのようになったのでしょうか。甚だ不思議でなりません。

また、リリア嬢がそれらに気づかず、王子の権力にすべてを預けたことも、わたくしの首を繋げた一端でした。

勿論、そうなった場合、わたくしの両親が黙っているはずがありませんが、他国に隙を見せられない状況が続いている今、内輪もめなどしていられません。

場合によっては切り捨てられる可能性もあったのです。国外追放こそあり得ませんが、修道院に送られるくらいは想像の範疇内ですね。


今後の課題として、未成人の王族の言動の監視などを提唱してみましょうか。

あるいはある程度の実力を持っていないと、王位継承権を剥奪する、とか。

やることがたくさんですわね。腕が鳴ります。



そういえば、これまではアルス王子がアレだったので、わたくしが色々頑張る必要がありましたけど、第二王子殿下は堅実で誠実なお方のようです。

婚約者が第二王子殿下に変わってからは、平和が続いています。アルス王子の尻拭いやフォローがかなりの負担だったのね、としみじみと平和を甘受する日々。

今までは個人的な会話をする機会もなかったので人となりもよく知りませんでしたが、話してみると趣味が合うようで、特に政治に関する会話で盛り上がっています。

これからも協力して、愛する我が母国を守り慈しんでいけることでしょう。


最後までアルス王子に持てなかった恋情や愛情も、彼となら育んでいけるかもしれません。

わたくしの両親のように、お互いを尊重した仲睦まじい家庭というのも、実は憧れだったのです。


いえ、正直あのアルス王子ではちょっと、ねぇ……。


別視点で補完したいと思います。


お読みくださりありがとうございました。


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― 新着の感想 ―
爵位をそれぞれ一階級ずつ降格処分されたのにそこと結婚する羽目になった婚約者の令嬢たち可哀そう
[一言] 論破系?俺ガイルみたいな感じなのが結構好きなので伸ばして行ってほしい
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