病院生活三日目
その後私は不味い朝食を食べ検査へと向かった
昨日は右手が使えたので松葉杖を使っていたのだが、それも今日でできないので今日からは車椅子だ…
「ありがとう…1日だけの付き合いだったけど助かったよ」
私は松葉杖に感謝の言葉をかけた
ヒュゥー
またどこからか風が吹いてきて私の頬をさすっていった
昼
朝と同じく不味い飯を食べ……まぁ正しくいうと食べさせられただろうね。両手使えないんだし
次からは飲み物系の食べ物になるらしい
両手が使えなくともストローを使えば食べれるからだ
私は呑気に窓の外を眺めていると
連なっている椅子の方から声が聞こえた
「んっ………んんーっ……」
そう言い彼は起き上がり背伸びをした
「あ、おはようございます。昼ですけど」
「ん…おはよ…ぅ………えっ!もう昼!」
「えぇまぁ。…もう昼ですよ」
「うわぁ……寝すぎたかも……」
寝すぎた……私にとっては少々短すぎるかも……
だけど彼の目のクマは大体消えていた
「あ!そうだ、お話しません?」
「ん……あぁ……いいよ……」
彼は少し眠気の残った声で返事をしてくれた
その後彼と私はいろいろと話をした
今後どうするか
明日からのご飯はどうやって食べるのか
移動方法
などと話した
それに加え二人で遊んだりもした
しりとりしたり彼のジェスチャーを当てるジェスチャーゲームや…いろいろと……
「はぁー!楽しかった」
「うん……まさかあれが当てられるとは思ってなかったよ……」
楽しい時を過ごしたわたし達は謎の現象に対するとある方法にたどり着いた