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エピローグ

3日後、軍港に集まった将官候補生は、これから向かう冥王星への航海に胸躍らせていた。

「海軍はアメリカへの練習航海だったから、俺たちにはよく分からん。だが、五省を常に心がけよ。それがお前に贈る言葉だ」

矢井中佐に、父親が抱きながらはっきりと伝える。

すぐよこには母親もいるが、彼女はにっこりとほほ笑んでいるだけだった。

「分かってるよ、お父さん。大丈夫」

「忘れるぐらいだからな。しっかり言っておかないと」

「そういえば、妹はどうしたの」

「あいつは今日は夫の方に行ってるさ」

このような大規模な航海には、四軍、つまり陸海空宇宙軍が一斉に出発することとなっているため、別の軍に所属している人がいる場合は、別れざるを得ないのだ。

政府の予算の関係でこうなってしまったそうだが、一般観覧客は、同時に出発する雄姿を見れて、喜んでいるという。

なお、妹の夫は空軍のパイロットをしている。

「そう。じゃあ、そろそろ行くね」

両親に手をふり、矢井は宇宙船へ向かって歩き出した。

それは、これから来る全てを、常に立ち返りながら、自らを信じて進んでいく決心のあらわれであった。

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