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「まず、敵の場所を全力で特定せよ」

矢井が、真っ先に指示を出す。

「それから、参謀を1人以上こっちに回すように、参謀部へ要請。誰でもいいから、すぐに連れてくるように言って。早く!」

部下に次々と指示を出しながらも、武器の在庫を確認しながら、来る人にIDを確認してから渡している。

その人の所属している部署に応じて、拳銃からサブマシンガンまでの様々な銃を渡していく。

弾は、2つの液体が別々に封入され、さらにアルミニウムの被膜に覆われているが、何かに当たると、その液体を隔てている壁が壊れ、瞬時に強酸性となりアルミニウムを溶かす。

その直後、空気中の窒素と化学反応をお越し、強粘性となり、敵の動きを封じるというものであった。


5分後、参謀から回してもらった人がやってくる。

「矢井中佐、大丈夫?」

「佐々井大佐、来ていただいてありがとうございます。早速ですが、本題へ」

医務班のストレッチャーに乗せられている、先ほどの人を脇芽に、佐々井が矢井の元へすぐに来た。

「敵の状況は、依然として不明。武器は、全乗組員に供給しつつあります。IDを確認し、顔写真と照合した上で、武器を渡しています」

「それはその方法でいいでしょう。これからも続けて。問題は、敵の現在地、人数、所有武器について…」

「敵の武器は銃だと想定されています。最初に撃たれた隊員が銃創を複数つけていたので」

「銃創の形状はどう。複数の武器が使われたっていう可能性は?」

「否定できませんが、医務班が判断をすることになってます。現在、判断待ちですが、複数犯であるということを前提にして行動しようと考えてます」

「それがいいでしょうね。では、見回り班の編成について話しあいましょうか」

佐々井がそう言うと、次々と内容が決まっていく。

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