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レベル1からレベル5までしかいない低レベル女の子パーティーなんですけど、ダンジョン配信を始めたら冒険の収入より広告収入が上回りました  作者: 秋山機竜
第一章 まだまだダンジョン配信者として駆け出しのころ

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第89話 たぶんこの話だけ、かっこいい感じのテーマソングが流れていると思うんですよ、なんか腹が立ちますね

 崖の下に転がり落ちたわけですが、まだ生きています。


 全身が打ち身とスリ傷だらけですね。冒険者をやっていればケガの一つや二つは慣れていますが、ここまで痛いのは久々です。


 とくに足首のケガが重いので、立ち上がるのが困難でした。


「こんな状態で、なーんでモンスターに包囲されてるんでしょうねぇ……」


 どうやら私は、ひとつ下の階層に落ちてしまったらしく、新手のモンスターたちがぞろぞろ集まっていました。


 悪知恵洞窟のモンスターたち、頭がキレるだけじゃなくて、ちゃんと強いんですよね。


 モンスター図鑑においても、後ろの方のページに乗っている強い個体ばっかりでした。


 ははは、乾いた笑みがこぼれてしまいますよ。


 これ、ギャグじゃカバーできないぐらいピンチですね。


 悲しいですねぇ。こんなところで私の冒険は終わるんでしょうか。


 そんなの嫌なんですが、足首をケガしたせいで立ち上がれないんですよ。


 くっそー、せめてもの抵抗として、懐に隠し持った小型ナイフで一体ぐらい道連れにしてやりますよ。


 と思ったら、隠し持っていたはずの小型ナイフが懐にありません。


 どうやら崖の下に転がり落ちる最中に落としたみたいです。


 はぁー、こんな日にかぎって、運がないですねぇ。


 私の唯一の取り柄は運のステータスが高いことなんですが、なんで死の間際で発動しないんでしょう。


 やれやれ、運命の神様は意地悪です。


 私は死ぬことを受け入れて、そっと目を閉じました。


 あと何秒ぐらい生きられるんでしょうか。


 嫌ですねぇ、死ぬのは。


 あともうちょっとだけ、仲間と一緒に冒険したかったんですが。


 と、ウダウダ考えているわけですが、なぜか痛みはやってきません。


 その代わりに、嫌な奴の声が聞こえてきました。


「なんでお前らみたいなネタパーティーが、こんなヤバイ案件に首を突っ込んでるんだ?」


 盗賊イシュタル。


 勇者パーティに所属する盗賊で、スピード能力がカンストしている世界最速の単純男が、なぜか私の前にいました。


 *CMです*


 ヒーローは遅れてやってくる。でもせっかくならかっこよく演出したい。そんなあなたにお届けするのが、ファンファーレ専用トランペットです。


 難しい演奏技術は必要ありません。ボタン一つでファンファーレが鳴ります。いまならお得な三パターンのファンファーレ入り。


 かっこいい登場シーンを演出する、トグサ楽器店でした。

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