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レベル1からレベル5までしかいない低レベル女の子パーティーなんですけど、ダンジョン配信を始めたら冒険の収入より広告収入が上回りました  作者: 秋山機竜
第一章 まだまだダンジョン配信者として駆け出しのころ

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第70話 ギャンブルを長くやっているからといって、馬券を当てるのがうまいわけじゃない

 競馬勝負が始まるわけですが、回収率勝負というのはですね、利益率で戦うということです。


 種銭が1000ゴールドだとしたら、そこを基準値である百パーセントに設定。


 もし馬券が当たって2000ゴールドまで増やせたら、回収率は二百パーセントになるわけですね。


 ですからこの勝負、いかにして回収率百パーセントを上回るかが重要になってきます。


 ちなみにお互いの回収率が百パーセントを下回ったなら、より損害の低いほうが勝利となります。


 私の職業は遊び人ですから、当然ギャンブル適性は高いわけですよ。


 ステータスだって運だけ高いですからね。


 となれば、回収率勝負に、そこそこ自信があります。


 スリと置き引きで路銀を稼いでいたときだって、手堅い馬券をピンポイントで購入して、ちょっとだけ儲けていましたからね。


 対戦相手であるガンギマリのトキさんは、成分不明の巻きたばこをスパーっと強気に吹かしながら、私をにらみつけました。


「回収率勝負は奥が深いんでなぁ。ただ百パーセントを上回るように手堅く賭けているようじゃ、競馬の神様に惑わされて負けることになるんでよ」


 うーむ、これだけ自信があるということは、回収率勝負に慣れているんでしょうね。


 いくら私が腹の黒い遊び人であっても、ガンギマリのトキさんほどギャンブルに勤しんでいるわけじゃないので、油断したらあっさり負けるでしょう。


 さて、どうやって対抗したものでしょうか?


 僧侶のレーニャさんが、腰に両手を当てながら、ふふーんっと鼻を鳴らしました。


「大丈夫よ、ユーリュー! ギャンブルに詳しいあたしがいれば勝ったも当然よ!」


 私は、すぐさまツッコみました。


「ギャンブルの年間回収率が毎年100%を下回っているくせに、なんで自信満々なんですか?」


「うるさいわね! 今日は勝てる気がするの!!!!」


「だったら次のレース、どの馬に賭けつもりなんです?」


「一枠一番、ドンドコファルコン、単勝に五百ゴールドよ! 絶対よ、絶対! この馬が勝つの!」


「つまり、その馬がこないんですね」


 私は競馬新聞を広げると、ドンドコファルコンに消しマークをつけました。


「なんで逆神扱いしてるわけ!?」


 とレーニャさんが叫んでから、レースがスタートしたわけですが、ドンドコファルコンは五着だったので、普通に予測は外れました。


 私たちパーティーメンバーは『やっぱり逆神じゃん』という目でレーニャさんを見ました。


 レーニャさんは、だらだらと脂汗を垂れ流すと、笑ってごまかしました。


「た、たまたま外れたのよ、たまたま! 次は当てるんだから、あたしにドーンとまかせなさい!」


 まったくもう、こんなにギャンブル弱いんですから、おとなしく卒業すればいいのに。


 そんな堕落した僧侶であるレーニャさんとは対照的に、ガンギマリのトキさんはワイド馬券を当てていました。


「そうやって様子見ばかりしていると、回収率は下がらないだけで、上がりはしないんだよ。そんなことじゃあ、あたしには勝てないねぇ」


 そうなんですよねぇ。


 回収率勝負だから、つい守りに入っちゃうんですけど、それだとトキさんみたいな馬券巧者には勝てないんですよね。


 この勝負に勝たないと、前監督の情報が手に入らないんですから、やるしかないわけですよ。


 よし、次のレースは私も馬券を買って、ドドンと勝負しましょうか!


 **CMです**


 ERAからお知らせです。競馬場にいる予想屋は例外なく詐欺師です。真に受けないようにしましょう。

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