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レベル1からレベル5までしかいない低レベル女の子パーティーなんですけど、ダンジョン配信を始めたら冒険の収入より広告収入が上回りました  作者: 秋山機竜
第一章 まだまだダンジョン配信者として駆け出しのころ

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第58話 RTAなので、成功例と失敗例を並べておきますね

 こんにちは、ゆっくりユーリューです。引き続き応援配信RTAをやっていこうと思います。


 小説は文章で描く物語ですから【ゆっくりユーリュー】と人称表記したときはRTA画面で、【私】と人称表記したときは物語内部の視点で進んでいると思ってください。


 というわけで、私たちのパーティーと、PMCのみなさんは、四天王のダンジョンの入り口に到着しました。


 宮殿みたいな形のダンジョンですね。シャレたデザインの段差とか壁画があるのが憎たらしい感じです。


 そんなダンジョンの入り口で、お金持ちパーティーと現地集合しました。


 お金持ちパーティーのメンバー構成ですが、貧弱ガリガリのお坊ちゃんと、ぶくぶくに太ったおぼっちゃんと、やけに背の低いおぼっちゃんの組み合わせですね。


 うーん、弱そう!


 そんなお坊ちゃんたちですが、こんな依頼をPMCに出しました。


「PMCは、なるべくVITのカメラに映らないように行動してくれよな。もし四天王を倒したのがボクたちだと偽装できたら、いつも以上に報酬を弾むよ」


 清々しいまでに他力本願だし、なんならVITの特性を生かして偽装工作までやるつもりですね。


 ふーむ、私も腹黒なので、その路線もアリといえばアリなんですが……お笑い路線には活用できないし、バレたときの反動が恐ろしいので、やっぱりナシですね。


 PMCのリーダーは、偽装工作という提案に、ちょっと嫌そうな顔をしましたが、追加報酬という言葉に弱いらしく、こくりとうなずきました。


「報酬上乗せというなら挑戦しよう。その代わり、敵との交戦に身の危険を感じたら普通に倒すぞ。偽装工作は余裕があるときじゃないと無理だ」


 ゆっくりユーリューの視点で解説しますと『まるでお坊ちゃんパーティーが四天王を倒したように偽装工作する』がクエストのサブ目標になっています。


 これを達成した状態でダンジョンをクリアすれば、クエスト報酬の獲得ゴールド量が増える仕組みです。


 RTAの意義だと、サブ目標を無視して最短時間によるクリアを狙うべきです。


 しかし、このクエストの場合、むしろサブ目標を達成するほうが最短時間になるので積極的に狙っていきます。


 お坊ちゃんパーティーは、PMCと契約書を交わしたので、私たちに視線を向けました。


「そっちの女の子たちが例の応援配信をやるとかいう? ふーん、可愛いじゃないか」


 お坊ちゃんパーティーが、私たちをジロジロ品定めしました。


 なんというかウブな視線ですね。あんまり女の子慣れしていないというか。たぶん彼ら、そんなに悪い人たちじゃないと思いますよ。


 お金でPMCを雇って冒険者をやると書けば卑怯者ですけど、優秀な護衛を雇って悪者と戦うと書けば、そう悪い行為じゃないですからね。


 それはさておき、私は同行した目的を伝えます。


「はい、私たちが応援配信の考案者です。ダンジョンの入り口まで同行して、みなさんを応援してバフをかけようと思います。せーの、がんばれー! かっこいい!」


 私たち女の子パーティーは、ポンポンを上下に振りながら黄色い声で応援しました。


 PMCのみなさんは『なんてバカな連中だ』と冷ややかな目線なんですが、お坊ちゃんパーティーは満面の笑みで元気になりました。


「おお! いいじゃないか! やっぱり女の子の応援は力になるなぁ! ありがとう、君たちの応援で、今日のクエストはうまく行く気がしてきた! この調子で勇者より先に世界を救おうじゃないか!」


 やっぱりお坊ちゃんパーティーって、良くも悪くも素直ですね。


 お金持ちの家に生まれたんですし、悪人に騙されないように、もっと警戒心があったほうがいいと思うんですが。


 まぁ世界を救うためにお金を使っていると考えれば、彼らもある意味で勇者なのかもしれませんね。


 それはさておき、ゆっくりユーリューとして、さきほどの応援シーンの解説をしようと思います。


 私たちがポンポンを使用して応援したシーンですが、あれは成功パターンです。


 では失敗パターンがどんなものかというと、右の情報画面に置いておきます。


{応援シーンで、ポンポンを使わずに、やる気のない応援をすると、お坊ちゃんパーティーが元気にならないので、いきなりクエスト失敗になります。


 逆パターンで、チアガールの格好をして、色っぽく応援すると、お坊ちゃんパーティーが、僧侶のレーニャさんと戦士のアカトムさんと武道家のシーダさんを好きになってしまうので、別の意味でクエスト失敗です。


 ちなみに私は好きになられませんでした。はいはい、そうですよ、どうせ私は男と間違えられていますよ、あームカツク}


 という感じで、応援シーンの解説終わりです。


 次回からメイン目標である四天王討伐が始まります。


 もしRTAをやらないのであれば、私たちはダンジョンの入り口で待っているだけで、クエストクリアになります。


 だってPMCのみなさんが四天王を倒してくれますからね。


 しかし最短時間のクリアを狙うからこそ、私はこっそりPMCとお坊ちゃんパーティーを尾行することになります。


 詳しい内容は次回の更新をお楽しみに。



*CMです*


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