表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベル1からレベル5までしかいない低レベル女の子パーティーなんですけど、ダンジョン配信を始めたら冒険の収入より広告収入が上回りました  作者: 秋山機竜
第一章 まだまだダンジョン配信者として駆け出しのころ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/136

第25話 船酔いとの戦い

 私たちは、四天王のダンジョンに向かうために、勇者パーティーが所有している船に乗り込みました。


 そこまで大きい船じゃないですね。マストが二本と、おまけ一本だけなので。


 船を運用しているのは、戦士ギルドに所属している水兵のみなさんです。


 あくまで勇者パーティーは目的地を示すだけで、実際に船を動かしているのは、専門のスタッフなんですね。


 まぁ当たり前っちゃ当たり前ですよ。いくら勇者だからって、帆船を適切に動かせるわけじゃないんですから。


 そんな大所帯となった勇者たちの船ですが、現在、内海を運航中です。


 そこまで波は荒くないし、海流の速さも平均値です。


 目的地は隣の大陸であって、だいたい四時間ぐらいで到着するそうです。

 

 もし外洋に出るのであれば、もっと本格的な装備と、水と食糧の備蓄が必要ですが、そういうわけではないので、積み荷は少なめでした。


「やっぱ釣りっていいですよね」


 私は、暇つぶしに、海釣りをしていました。


 すでに一匹ゲットしているので、あとで煮魚を作ろうと思っています。


 いくつかの野菜と一緒に煮込むとおいしいですよ。


 釣ったばかりの魚を調理するのであれば、生臭さはそこまで気にしなくていいので、薬味は最小限で大丈夫でしょう。


 なんて具合に、余裕があるのは、私だけでした。


 他のメンバーは、船初体験なので、みんな船酔いでグロッキーです。


 まず僧侶のレーニャさんから。


「き、きもちわるい。回復魔法も効かないし、どうしろっていうのよ」


 かわいそうに。きっと僧侶なのにギャンブル中毒者になったレーニャさんに対する天罰ですよ。


 だからギャンブルをやめれば治るはずです。うんうん。


 次、戦士のアカトムさん。


「もし眼鏡&鼻&ヒゲをつけた状態で吐いたら、いろいろ悲惨なことになる気がするから、我慢しないと」


 そうなんです、アカトムさん、お笑いグッズで変装したままなんです。だって騎士団の人たち、同じ船に乗っているわけですし。


 でも、お笑い的には、ゲロ吐いたほうがおもしろいと思いますね。目指せ、天下一お笑い武道会。


 最後に美少女武道家のシーダさん。


「船酔いに負けたとあっては武道家として不名誉……おろおろおろ~」


 最初に吐いたのは、シーダさんでした。どれだけ筋肉をつけても、船酔いには勝てないんですね。


 しかし美少女っていうのは、ズルいですね。ゲロを吐く姿にすら華があるんですよ。


 きっと世の男性は、こういう船酔いした美少女に弱いんでしょうね。


 ……つまり私がゲロを吐けば、この物語を読んでいるみなさんにモテる可能性が!?


 試しに第四の壁を越えて、画面の向こう側でゲロを吐いてみましょう。


 えっ、やめろって?


 もうしょうがないですねぇ、今日はかんべんしてあげます。


 さて、メタ展開はこんなもんにして、どうやってパーティーメンバーの船酔いを軽減しましょうか。


 実をいうと、船酔いに効果のある薬草を持ってきたんですけど、荷造りに失敗して、四種類の薬草がごちゃ混ぜになっているんですよね。


 普通の薬草・下痢止めの苦い薬草・毒消しの激辛薬草・酔い止めの甘い薬草。


 それぞれ効能は違っても、見た目は一緒です。


 幸いなことに、味が明確に違うので、毒見すればわかります。


 でも、自分の体調が悪いわけでもないのに、苦いのと辛いのはイヤですよねぇ…………。


 ああ、そうだ。勇者パーティーの盗賊イシュタルにやってもらいましょう!


 彼はレベルが高いんですから、苦いのも辛いのも余裕で耐えられますよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ユーリュー何気に凄いなぁ。第四の壁認識してるわ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ