5話 村との別れとその道中
朝起きるとやはり異世界のままだった。昨日あったことが、あまりにもリアルだったのでほとんど疑ってはいなかったが、今頃になってここは日本じゃないんだと実感する。
「みゃ~」
「おはようシズク」
「あんた達もう起きたかい?」
「はい起きてます!」
「じゃあ、もう朝ごはんができるから出ておいで。」
「はい」
「みゃ~」
村長の奥さんに呼ばれて、僕たちはご飯を食べる。
「今日でお別れじゃな。」
「そうですね。」
「何もない村だがよかったらまた来てくれないかい。」
「はい、いつになるかわかりませんがまた来ます。」
「みゃ~」
「あぁいつでも待ってるぞ。さぁ、ご飯を食べたら広場に向かいなさい。息子が待っているはずだ。」
そういわれて僕らは、朝ご飯を食べた後に広場へ向かう。
「やぁ、おはよう街ですることがある。早く出よう。」
「はい!お願いします!」
「みゃ~!」
そしてすぐに馬車に乗りはしいだした。
馬車に乗りながら外を眺めていると
「昨日は、ありがとう。君たちがいなっかたら私が、村に帰ってきたときにはもう手遅れだったろう。まぁ、私がいてもゴブリンリーダーには、かなわなっ方が・・・。」
「いいえ、その代わり昨日は、村に泊めてもらいましたし。それに、報酬ももらいましたから。」
「みゃ~ぉ」
「それでもだ、やはり君達には感謝しきれないよ。・・・そういえば、君達は冒険者では、ないんだろう?街では、冒険者登録ができるが登録していくのかい?」
「はい、当分旅は中断するのでしようと思います。」
「みゃ~ぉ」
「そうか、まぁお前たちだとゴールドランクにまでは、すぐ成れるだろ。」
「ゴールドランクですか?」
「みゃ~ぉ?」
「なんだ冒険者のランクシステムを知らないのか?」
「はい」
「みぃ~」
「そうか、なら教えてやろう。冒険者は上から
アダマンタイト
オリハルコン
ミスリル
プラチナ
ゴールド
シルバー
カッパー
の順で分かれている。大体の奴は、中堅と言われるゴールドランクにまでなら、真面目に働いたらなれる。まぁ、人によってはミスリルにまでなら届くが、君達ならもしかしたらとどくかもしれないな。」
などと話していると、冒険者や街のルールなどを教えてもらいなが、馬車に揺られていると三時間ほどで街が見えてきた。
「みゃ~ぉ!」
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