プリプレイ: キャラクターを作ろう
発言者名: 発言内容 という形式でリプレイは書かれていきます。
地の文は状況説明やGMの心情などの描写に用いられます。
GM: では、ゲームを始める前にキャラクターを作成しましょう。
一同: はーい。
GM: 使うのは、AR2Eルールブック①、②の2冊です。それと、ルールブックにあるシート類のコピーと筆記用具、ダイス(さいころ)を何個か用意してください。
PC1: 了解。あとは、長丁場を楽しく過ごすためのお菓子や飲み物だな。
GM: その通りです。
PC2: ルールブックは書店、シートはコピーを使えばいいけど、ダイスって手に入りづらくない?
GM: そうだね。近くにホビーショップがあれば購入できるけど、そうじゃなければ100円ショップなどでも、6面ダイスは置いてあったりしますよ。ダイスアプリやウェブ上のTRPGセッションツールなども便利です。
PC2: なるほどね。
GM: では、PC1のキャラクターをコンストラクション形式(キャラクター作成方法の一つ、他にも自由度の高いフルスクラッチ形式もある)で作りながらすすめて行きましょう。
PC1: はーい。
GM: 細かい内容はルールブック①を見てもらうとして……まずは種族とメインクラスとサポートクラスを決定しましょうか?
PC2: 種族はヒューリン(人間)、エルダナーン(エルフ)、ヴァーナ(獣人)、ネヴァーフ(ドワーフ)、フィルボル(小さき人)、ドゥアン(力ある者)から選ぶんだね。
GM: そう。そして、メインクラスはウォーリア、アコライト、メイジ、シーフの4つから1つ選びます。サポートクラスは上記4つを含んだ14種から1つ選びます。
クラスの一例
・メインクラス
「ウォーリアー」武器で戦う戦士
「アコライト」神に仕える聖職者
「メイジ」精霊の力を使う魔術師
「シーフ」素早く器用な軽戦士
・サポートクラス
「アルケミスト」科学を使う錬金術師
「ガンスリンガー」魔導銃を使うガンナー
「サムライ」東方の刀を使う武人
「サモナー」召喚獣を使う魔術師
「セージ」様々な知識を持つ学者
「ダンサー」舞いながら戦う踊り子
「ニンジャ」東方の秘術を使う魔術戦士
「バード」言霊を歌う吟遊詩人
「モンク」武術の鍛錬を積んだ修道者
「レンジャー」野戦を得意とする射手
他。
*サプリメント(データブック)で追加された種族、クラスも沢山あります。
PC1: 結構あるなぁ。よしっ、ヒューリンで戦士やるぜ。メインはウォーリアーとして・・・サポートはどうしようかな。
GM: 悩んだときは、メインクラスと同じものを選ぶのもいいと思うよ?一番最初にメインとサポートのクラスが一緒だと『フェイト』(プレイヤーが有利になるポイント)が1点加算されるから。
PC1: なるほど。ヒューリンの[能力基本値]をシートに記入して、ボーナス5点を割り振るっと・・・。
GM: このときはレコードシートの一番下を利用するといいですよ。そして計算した結果をキャラクターシートの[能力値ボーナス]に書き込みましょう。
PC2: アリアンロッドでは判定に使う【能力値】は[能力基本値]を3で割った数になるから、3の倍数にするといいんだったね。
PC1: ウォーリアーに必要なのは【筋力】と【器用】の【能力値】だな。
GM: あとはクラス修正を記入し、HPとMP、フェイトを算出しましょう。
PC2: その次はいよいよスキルの選択だね。ここで自分のキャラクターの特色が決まるからね。どんなの技が使えるのかとか、どんな武器が得意なのかとかね。
GM: コンストラクション形式では、まずメインクラスに設定された自動取得スキルを得ます。
ウォーリアーなら、強力な攻撃を繰り出すウォーリアースキル《バッシュ》を1レベル。一般スキルからは、運動が得意であることをあらわす《アスレチック》を1レベル得ます。
PC1: それで、メインとサポートから2レベル分と種族スキルを1レベル分だったな。
PC2: メインとサポートのクラスが一緒だから、ウォーリアーから4レベル分選ぶんだね。
GM: そう、このときに一つのスキルを一度に2レベルにまで上げる事もできます。例えば、《バッシュ》をもう1レベル分取得して《バッシュ》2レベルとするわけです。
PC1: じゃぁ、《バッシュ》は2レベルにして……槍を使いたいからこのスキルをとって……あとはこれかな~。(書き書き)
GM: スキルが決まったら、次は装備品を購入しよう。初期作成では500Gのお金が与えられますよ。
PC1: お、槍買おう。槍!
PC2: ちゃんと、防具とかも買ってね。
PC1: そうだな~、丸裸になっちまうしな(一同笑)。
GM: 装備品の購入と能力値の計算が終わったら、そのキャラクターの生い立ち、ライフパスを決めるよ。
ライフパスは基本ルールブック1 p52 またはスタートブック1 p8 からのライフパスを参照。また、サプリメントなどにもライフパス決定表が追加されている。
PC2: ようやくダイスの出番だ。
GM: アリアンロッドにはライフパスと呼ばれるキャラクターの生い立ちを決定する表があります。この表はRoC(ダイスを振って決定するか、自分で選ぶか)をします。
PC1: やっぱ、ここはダイスで決めないとなっ!まずは出自から(ころころ)2と3だ!
GM: 出自は傭兵ですね。一般スキルから物を壊すのが得意なことをあらわす《デストロイヤー》を1レベル得てください。
PC1: ほぅ、物を壊す……(何か閃いたらしい)。
PC2: 後は、境遇と目的もダイスで決める?
PC1: もちろんっ!(ころころころころ)
と、わいわいがやがやとキャラクター作成をする一同。キャラクターの名前やプロフィールも決めてついに完成となった。
GM: じゃぁ、まずは簡単にキャラ紹介しようかね。
PC1: いいぜー!
GM: キャラ名、クラス、なんかアピールをお願いしますよ。
PC2: ふむアピールは特になんでも?
GM: なんでも、キャラの説明をしてくれればいいよ。例えばお団子ツーテールでセー○ームーンみたいな外見ですって説明でもいい(笑)。
PC2: 想像できる範囲にしてもらいたいな……てか例えが古い。
GM: ごめんごめん、たしかに共通のイメージが沸かない説明はダメだね(笑)。
PC1: よっしゃ、じゃぁ俺からなー。
PC2: どうぞ~。
PC1→ドリドラ: 「俺の名前は、ドリドラ。何でもぶっ壊すランスウォーリアー。フィルボルの混血チビだからってナメんなよ!」 みたいな?
PC2: そんなのでいいのかぃ?
GM: そうそう、どんな仲間と冒険しているのか、皆に紹介するって意味合いでは正解。
ドリドラ: おー、良かった。まぁ、チビだけど身の丈を超えるドリルみたいな槍を持って戦うぜー。
PC2→蓮: じゃぁ、次は私。名前は蓮。ヴァーナの狼族。クラスはアコライト・ガンスリンガー。物静かな二丁拳銃のガンマンシスター。てな感じで良いかな。
GM: いいですね(笑)。とりあえず、二人は冒険者仲間という事で、サクっとはじめちゃいますね。
一同: はーい。
GM: では、今回予告です。これが、今回のシナリオの導入部分ね。
~ 今回予告 ~
とある町にある酒場兼食堂の「赤い楓亭」の人気メニュー、森の味覚鍋。しかし、最近、非常に凶暴なクマが現れ、森に入れない。
そこで宿の主人はクマを取ってきてくれたら報酬を出すという。
アリアンロッドRPG2E 「この鍋には肉が無い!」
冒険と食欲が君を待つ!?
これにて前準備であるキャラクターメイキングは終了。次回からは実際のセッションへと進みますよー。