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【4話】記憶

遠くになっていく意識。

遠くに聞こえる声。

遠くに見える景色。

遠くに溢れる血。

遠くに名前を呼ぶ声。


入り混じる世界・・・。


「―――――!」


何処か(どこか)、遠くから声が聞こえる気がする。


しかし、そんな者がどうでもいいぐらいに、眼下に広がる光景はすさまじかった。


「――――い!」


子どもだろうか?血が、先程から止めどなく溢れている。


「―――-ぱい!」


その子の前には、男が4人立っていた。


「――――んぱい!」


更に、男たちの中に、誰かいるようだった。しかし、囲まれているせいでよくは見えない。


「――――せんぱい!」


すると、男たちは突如姿をくらました。


「せんぱい!!!」



それと同時に、意識が一気に覚醒した。


     ☆


「あ、先輩・・・大丈夫ですか」

 

 光が眩しく、目を細めつつゆっくりとあける。すると、目の前にはシャネル泣きそうな顔でいた。


「うっ・・・ゴメン、どれくらい倒れてた・・・?」


 痛む頭を押さえながら、意地で起き上がる。するとシャネルは、泣きそうになりがら、説明を始める。


「本当に、本当に一瞬ですよ。たぶん、5秒もないです・・・」


「ゴメン、迷惑かけたね・・・」


謝りながら立ち上がる。軽くふらつくも安心させるためにも無理に動く。


幸い、部屋の中からは喧噪しか聞こえない。まだ、ばれていないようだ。


「ほ、本当に大丈夫ですか・・・?」


「うん。大丈夫だよ。ごめんね・・・」


「い、いえ、謝られるほど、私、特に何もしてないですし・・・先輩をただ支えていただけですし・・・それも一瞬」


申し訳なさそうに言って来るシャネルは、本当に倒れたのは自分のせいだと思っているようだった。そんなシャネルに、してあげることは今は無い。そう考え、とにかく話を変える。


「そっか・・・。そうだ。そういえば、俺の名前、まだ言ってなかったね。俺の名前は、神崎(かんざき) (しゅん)っていうんだ。瞬とでもよんで?」


そういうと、シャネルも理解したようで、頷いていた。


「わ、分かりました。じゃあ、瞬先輩。って、呼ばせてもらいますね」


涙を軽く溜めていた目を拭いてから笑顔を作った。その笑顔を見ると、自然と自分までもが笑顔になっていた。


「そうだ、それと、今俺が倒れたことは誰にも言わないでよ?心配されると大変だから。」


「そう、ですか?瞬先輩がそういうなら、そうしますけど。」


と、少し戸惑い気味に言って来る。そんなシャネルに笑顔で答える。


「うん。そうしてくれると助かるよ。それじゃ、そろそろいこっか。」


そう言いつつ、生徒会室のドアに手をかける。


「はい。行きましょう!」


勢いよく、生徒会室のドアを開ける。するとそこには―――

自分でも、意味が分からなくってきた・・・

やはり、下書き通りかくのが一番かな・・・

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