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【2,5話】暗き部屋

瞬たちが授業を始めていた時、ある一人の少年はパソコンに向かっていた。

 朝の9時というにも関わらずカーテンを閉め、部屋の電気を付けていなく、部屋は薄暗くなっていた。

その中に、デスクに向かって座る一人の男がいた。部屋の明かりを付けずに、デスクに備え付けのライトだけを付けていた。


 その薄暗い部屋には、生活しているような雰囲気はなく、有るのは、巨大なハードディスク。そして、それに比べると圧倒的に小さく、掛けられている機械。形はヘルメットのようだった。それと、他人揃えに置いてあるスーツのようなものが掛けられていた。そのスーツからは大量のコードが伸びていた。


「ついに・・・。ついに、完成だ・・・」


 突如、小さく呟かれた言葉は、暗い部屋に響き渡る前に巨大なハードディスクの発する機械音に掻き消されていく。


「これで、彼奴等(あいつら)ととも、ある程度は対等に・・・。けど、誰に・・・。」


再度呟いては、機械音に掻き消されていく。しかし、機械音に掻き消されて行かずに、響き渡る声が、部屋に響き渡った。


『君だったら、使いこなせるんじゃないかな?僕の加護だってあるんだ。』


その声音は不思議なものだった。特に声が大きかったわけじゃない。それなのに部屋に響き渡り、男の鼓膜を揺らした。


「ですが・・・。そうだ。アイツなら。瞬ならやってくれるかもしれない・・・・」


『瞬?誰だいその子は。でも、僕はその子の主によっては授ける必要がないと判断するよ。それでも君 は・・・。蒼也《そうや》は、その子に託すというのかい?」


 声音は機械音に掻き消されることなく、蒼也の頭に響き渡った。しかし、すぐに結論付けると、蒼也は短く声は発した。


「ええ、そうです。僕は・・・。」


 機械音に掻き消されていく最中、不思議な声音の持ち主は不敵に笑った。それにまるで影響されたかのように、機械音も先程よりもさらに低く唸り始めていた。


『そっか。でも、そうするなら僕は手伝うよ。そう誓ったからね』


 声音は部屋に響き渡り、何時《いつ》しか消えていた。


 声音に触れたかのように、ヘルメットの前頭部にあたり部分に薄く彫られている【CCT】と言う文字が銀色に、鈍く煌めいた。

多分、いきなりで意味が分からないとおもますが、もうチョイ進めば、出てきます。ハイ。(つか、読んでくれる人・・・いる?

感想待ってます。

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