表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

茶道部……

適当……とにかく書きました!みたいな感じです……m(__)m

―茶道部―



ふぅ………。



「いや~、やっぱ落ち着きますね~ここ」


「だろう?」


「それに先輩の煎じてくれたこのお茶……ごちそうさんです」


「……来たらいつでも煎れてやる」


昨日のこともあるからなぁ……かくまってくれてホント助かりますよ。……先輩との二人乗りか………キツいもんがあるんだよな……。廊下からは春樹を含め、結構な男子が俺を探している声が聞こえてるし。


「――で、悪いんだが」


「……お前にお願いがある」


「そうでしょうね……」


でも、この人達がなんもなしに助けてくれるのは、ほぼあり得ない。まあ、決まってあの事なんだがな……。


「茶道部に入って―――」


この茶道部は、この先輩方『御手洗(みたらし) 弥生』と『篠崎(しのざき) (しのぶ)』…そして、幼馴染みの『桜木 愛』の3人で活動している。来年には先輩方は卒業…結果、愛1人になるわけだ。そうなったら廃部になるもんな……。


「いつも言ってるでしょう?数あわせのだけなら掛け持ちで入部してもいいって」


「……いや、そうじゃなくてだな。ちゃんと人の話を最後まで聞きな」


「?」


「……今回はお前のことじゃない」


「俺じゃないんですか?」


珍しいこともあるんだな。ま、入部してもいいって言ってんだもんな…そんなしつこく言ってくるはずねぇか。


「ほら、アンタは知ってんだろ。ウチらは3人で活動してるの」


「……はあ」


「そこでだ、アンタが入ってくれても部員が1人足りないんだよ」


「……まさか…!」


「……暇そうなやつを勧誘してほしい」


「できれば女子でな」


そういいながらニヤッと俺の顔を見る御手洗先輩……。


「ちょっと待て!」


「ん~?」


「それは愛の仕事だろ!?」


「なに言ってんだい。数あわせだとしても、アンタは茶道部に入るんだろう?それじゃあ、これくらいの仕事はしてもらわないとねぇ」


入るなんて言わなきゃよかった……。


「……じゃあ『佐藤 (るい)』なんかどうなんですか?愛から聞く話じゃ、よく遊びに来てるみたいじゃないですか」


「…そうなんだよ。一応言ってるんだけどねぇ……いつも『考えときます』ってな感じなんだよ」


「……なんだ。それなら安心じゃないですか」


「…言ってる意味がわからない」


「だから、部員を探さなくてもいいんすよ。佐藤が考えときます的な感じだったんなら、入部しますよ!って言ってるもんだし」


「……どうして?」


「佐藤は適当なやつなんですよ。で、いつも適当な返事しかしません――わかります?」


「あっそう。な~んとなくわかったよ…たぶん」


「……これで来年は大丈夫」


「よかった……こっちは部活もありぃの、男どもから逃げなきゃならんの……忙しいのに、また一段と忙しくなるとこだった……」


どんだけシンドイ思いをしにゃならんのだ………。そんなこんなで話をしていると、茶道部のドアが開いた。


「……っ!!?」


慌てて茶道部の奥に身を隠す。もし、春樹たちなら捕まっちまうからだ。


「おじゃましまーす!」


「涙ちゃん声大きいよ~」


……どうやら違うようだが………。


「おっと?どうやら先客がいるみたいね~♪」


「おっす涙やん」


「こんちは御手洗先輩!」


「……上がれ上がれ」


「こんにちは~忍先輩」


「ところで、この靴の持ち主は……」


………。



「隠れて損したじゃねぇかよ……」


「やっぱアンタだったか海原。相変わらず変わんないねぇ?」


……変わんない、だと?


「ふ…ははは……俺が自分を変えても意味ねぇんだよ……。俺の回りのやつらが変わんなきゃなんにもなんねぇんだよ………っ」


「あれ?言っちゃまずかったのかな?なんか、少しバグってないかい?」


「お~い、戻ってきて佳斗~!」


「……はっ!俺はいったい何を……って、どこにもいってねぇよ!あと、誰がバグってるって!?」


「ナイスだよ!そのノリツッコミ♪」


「ふざけんなぁ!」


なんか…今さらながら佐藤が香里と近いタイプに思えてきた………。


「さぁ~て!昼休みはもう十分しか残ってないんだ…残りの時間でトランプ実行だぁ~!」


「まあ、アタシらの唯一の楽しみだからねぇ。断る理由はないよ」


「……手加減はできない」


トランプに手加減とかあるのか?まずは運だと思うんだが………。


「それじゃあ、今日は佳斗も居るから五人でだね~」


おっと、やっぱり俺も参加させられるんだな……。


「いや…俺は」


「する!はい、決定ね?今日は大富豪にしよう!」


「すごいな!?すごいの一言しか出てこねぇよ!」


強引すぎるだろ!?こいつ……香里二号め!!


「………まぁ」


今日はいっか………たまにはいいじゃないか。こうやってトランプってのも悪くはない。追いかけまわされるより、数十倍……いや、数百倍マシってもんだ。


「それじゃ、シャッフルするんだ海原よ」


「………」


これはこれで面倒だがな………。

そして、昼休みが終わった後は普段通り過ごした。ま、部活をして、帰るだけなんだがな……。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ