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始まりはやっぱり

いきなりかな?入学式からの始まりです。

今日は入学式

俺はいま、海葉高校入学式(妹の)を終えて新しい教室へと帰ってきていた。


ちなみに、もうすでに帰りのHR終えていてあとは帰るだけという状況である。


で、それにもかかわらず、いま現在ここに帰れない自分がいるのに本当に驚きである。ってかあれだ・・・。この状況はおかしすぎるだろ。なんだ、新たな嫌がらせかなにかだろうか?

と、頭を抱えている。


「お兄ちゃん!これから望ちゃんと比奈ちゃんと一緒にお昼行くんだけど一緒に行かない?」


「・・・」


「ねぇ~私も行ってもいいかな?」


「うんいいよ!愛ちゃんにも色々学校の事とか聞きたいしね。いいよね?」


「うん。全然構いませんよ?私たちも先輩方と話していきたいと思ってましたから。ね?比奈ちゃん?」


「う、うん・・・。そうだね」


普通はこの歳まできたら学校に兄がいても、友達だけ連れてどこかに行くはずなのにわざわざ俺の教室まで友達と一緒に誘いに来るってなんだろうか。

そして、何故にお前もいる?愛・・・。しかも勝手に話が進んでるしよ・・・。どうせなら下校中の帰り道にこういう話はしてもらいたいもんだ。

女のいない沢山の男子から睨まれるから・・・。

そしてーーーこういう時に、もっと話しをややこしくするやつがいるからだ。


ゆっくりと後ろに振り向く・・・。ま、振り向いた瞬間何が起こるか予想ができーーー


「私も行くわよ~!」


いや、振り向かずとも結果は同じだった。


悪友である香里が何か企みのある笑顔で後ろから抱きついてきた。

あぁ・・・。クラスにいる男子から殺気が出てきている。


「・・・頼む。これ以上は止めてくれないか?」


「止めるってなにを~?」


わからないのか?ってか気づかないのか!?この教室にこもっている男どもの殺気が!?


「もしかして迷惑でしたか・・・?」


「あー・・・いや、その・・・」


いや、迷惑か迷惑じゃないかって聞かれたらどちらとも言えないんだよな・・・。


「だ、大丈夫だ。別に迷惑とは思ってない、ぞ?」


とりあえず、いまはこう言っておくか・・・。


ったく、これで"先輩"まで来たらどうなるか・・・。香里と組まれたら一段とややこしいことになってしまう・・・


「・・・」


・・・。考えすぎかーーー


「それじゃ皆でレッツゴー!」


「「「「オー!!」」」」


今から行くみたいだし、このまま直ぐに教室さえ出てしまえば何事もなく、男子から睨まれるだけでおさらばできる・・・。


と、思い。カバンを持ってドアへと体を向ける。そして、すぐにその考えが甘かったと感じさせられた。


そう・・


「海原くーん!」


元気よく先輩が現れたからだ。


「カイ~!!!」


「っ・・・!?春樹、お前帰ったんじゃ!?」


「あっ、私が呼んだのよ」


香里~!!?


「何て事を!?」


「別にいいじゃない。面白いし」


ケタケタと笑い出す香里・・・。

女じゃなければしばいているところだ。


「あれ~?海原くん?なにしてるの?」


「先輩が来てくれたお陰で一段とややこしいことになったんですよ!?ーーーうおっ!?」


逸早く、後ろのドアから入ってこようとする男子に気づきドアの鍵を閉める。


「海原先輩、大丈夫ですか?」


大丈夫じゃない!


「カイ!これでお前は袋のネズミだ!大人しく罰を受けろ!!」


何の罰だってんだ・・・。


「1人女子とイチャイチャしやがって~!!」


「なんかおかしいぞ!?俺だってしたくてしてるんじゃねぇのによ!?」


理不尽じゃねぇか!?


「さあ!いま海原佳斗vs2年B組男子の勝負が始まったー!!」


「テメェ香里!なに楽しそうに実況してんだ!!」


「さて、いまからこの場にいる皆様に感想を聞いてみましょう!えっと、では粟野先輩に聞きます。これは明らかに佳斗が不利ですが、どう思いますか?」


俺はスルーか!?ってかんなもん質問すんな!!


「う~ん、そうですね~・・・。以外に1人である海原くんが勝てる(逃げきる)んじゃないかと思いますね~」


・・・。


「先輩、真面目に答えないで下さい」


俺が勝つ(逃げきる)ほうに応援されるほど相手の殺気が・・・。


「「「「お兄ちゃん(佳斗)(先輩)!頑張れ~!!」」」」


「野郎ども!一気に掛かれェ!!」


「「「「「イエッサー!!!!!」」」」」


「くっ!お前ら悪乗りしてるだろ!?」


「「「「~♪」」」」


やばい比奈ちゃん以外明らかにそうだ。

ここから早く逃げなくては!

俺は逃げきれるルートがないかさがす。

前は春樹+8人、後ろのドアは鍵を閉めているが、開けた瞬間に5人以上流込んでくるだろう。

正規ルートは無理だとすると・・・。


「あそこしかないよなぁ・・・」


幸いここは2階、飛び降りてもちゃんと着地できれば行けないことはない!はずだ。

「おいっ水樹!」


「へっ?なに?」


「俺のカバン任せた!」


バンッと妹に投げ渡し、一直線に開いている窓へと走り出す。

そして窓の縁へと手を掛けてーーー


「「「「へっ?」」」」


「「「「「なっ!?」」」」」


勢いよく飛び降りた。


最終的には、『ドシンッ』と大きな音をたてて無事に着地に成功した。

まあ、もちろん


「って~!!」


足裏が痛かったが・・・


ま、少し省略させてもらうが、これが俺の1年間の始まりである。

大体わかってもらえただろうか?俺はほぼ年がら年中こんな感じなわけだ。


最後に、これは本当始まりにすぎない。

さて、今年は去年よりマシになるか、それともヒドクなるか・・・。


「・・・どっちだろうな」


俺は、意外にどっちになるか楽しみにしている自分がいることに気づきながら、そのまま笑みをみせながら外へと走りだした。


さ、このあとどうすっかな・・・。


よくわかんないや・・・。

まだ話し方の特徴がいまいちわからいです。


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