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多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党


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第11話 3時間目 体育(前編)

 初めて袖を通したジャージは随分変わった物だった。まさに紺色で夜道では絶対目立たないだろう。


「あの~これって……」


「うむこれは忍び装束をモデルにしたものである」


 何でェ?何で忍び装束を使うんだよ!


「何でって忍者は動きやすいことを心掛けるものであるのでな。動きやすいぞ」


 だからってこの令和の時代に忍び装束を使わなくても……チャックは付いてるし素材は着やすいけどさぁ。


「と言う訳でこれから体育の授業を始める!返事は。押忍じゃ。忍と言う字が入っていて気に入っておる」


 気に入るな!俺は校庭の真ん中でそう叫んだ。


「体育は男女別なのでな。女子は体育館でやっておるよ」


 甲三郎先生はそう自慢げに言う。


「甲三郎センセー!女子もちゃんと忍び装束着てるんですか~!」


 愚太郎が手を挙げる。


「無論だ。くのいちの装束を着ておるぞ。ほれ」


 整列している所からは体育館への通路が良く見える。そこに目を向けると女子はピンク色の装束を着て通路を歩いていた。皆可愛らしい姿をしているが何か露出が多い気も……


「あの先生この装束って……」


「ワシの趣味だ。ワシがここに赴任してから色々決めたぞ」


 教師が自分の趣味に走るなぁ!いや俺としては嬉しいけどさ。その中に従っている中に舞香もいた。ぴっちりとした装束は何というか……性欲旺盛で純朴な僕たち男子高校生相手にはあまりにも刺激が強すぎるのではないでしょうかね。


 舞香の隣には琴音もいる。彼女が着崩しているせいでちょっとエッチだ。


「良いなぁ」


「コングもそう思うか良いな」


 俺たちはそれに夢中だった。


「ほれ話を聞かんか。あまりじーっと見るものではないぞ。チラチラ見るものだ」


 それもアウトだよ!まぁ俺も同じ穴の狢だけど。


 見てみると琴音がこっちを見てきた。そして舞香の前に立った。そして屈んだ。そして手には石を持っている。


「伏せろ!」


「敵襲か!」


 俺が叫ぶと甲三郎先生が呼応し皆で勢い良く伏せる。


 キュドォォォォン!とバカでかい音がして真上を隕石が通り過ぎる。

 そして後ろに着弾しいきなり爆発した。


 ヒィィィィごめんなさいごめんなさいごめんなさい!


 琴音に威嚇射撃されみんなでブルブル震えていると甲三郎先生が立ち上がり。


「まぁこういうこともあるので体育は重要と言うことだ。皆中々筋が良いではないか」


 そもそも俺らは忍者になる気はないですよ!そんな期待した目で見ないでください。


「まぁ今日は体力測定を行うことになっておる。まずは校庭を走ることから始めよ」


 懐からほら貝を出すと吹き始めた。凄く変わった授業だなぁ……


 俺たちは一列で外周を走って行った。




 高校生だから少しキツイなとは思ったがまぁ予想通りギリギリキツイな。女子の方はまだ甘いんだろうが。


 愚太郎は早速先頭集団から外れ、一人で圧倒的に前を走って行く。外周なんて適当に流すものなのにペースを考えないバカなのか、それともバカみたいなエネルギーと運動神経があるのか。どちらにせよハイペースだし付き合うべきではない。俺はコングと並走している。それでも俺とのサイス差は大分あるんだけどね……


「しかしお前何でここまで身体がデカいんだ」


「ん?それは遺伝だ」


「遺伝?家族もこんな感じなの!」


「まぁそんな感じだぜ。後で気が向いたら会わせてやるよ」


 そこまでに仲良くなれるといいな……その時に俺だけ別の世界に連れていかれたみたいにならないよな?




 先生の方を見るときっちり見ている様子だ。どう考えても変な格好だがこういう様子を見るとちゃんと教師なんだなと感じた。

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