クラゲクッキング
どうも、作者です。42話です。
今月は一体どれくらいインスタントラーメン食べたかわからない作者です。
予約投稿を忘れた愚かな作者です。
イサムを泊め始めてから三日、私の生活はあまり変わらなかった。というか、召喚獣たちがどうにかしてくれた。
「それではジョゼ殿、行ってくるぞ!」
「うん、行ってらっしゃい」
私の一番の仕事は、彼の道案内をすることだが、よくよく考えればレンズに任せればいいのだ。そうすれば、一緒に行動することもなくなって目立つこともないし、いざとなればレンズ越しに連絡できる。便利である。
それにイサムは掃除や洗濯は率先してやってくれるので、こっちの負担も減って楽である。しかし、初日は大変だった。何と一緒に選択すると大量の毛がくっついて大変なことになるということが発覚した時は大変だったが。
それに、イサムは基本毎日ギルドにクエストに言ってるので、昼の時間は特に変わることはなかった。そのため、実はあんまり変わったことはなかった。まぁにぎやかしが一人増えた程度である。
ただ一つ明確に変わったことがある。レーシュが店に来なくなったことである。と言っても、特に心配はしていないが。なんか手紙が来たし。むしろ私の方がやばいか? と思い始めている。手紙の内容はこうである。
拝啓、ジョゼさんへ
私はしばらく、とある課題に追われていくことができませんわ。ただ忙しいからいけないだけではなく、帝都にいないのが大きいですわ。
本当は会っていろいろと話したいことがあるのですけれど、そういうわけにもいかないので行けない理由だけ手紙にしたためています。
最後にジョゼさん、本当にごめんなさい。
こんな内容である。最後の一文を除けば、普通にしばらく来られないというだけの内容なのだが、問題は最後である。ごめんなさいって何!?
私に対して謝っているということは、何かしたんだろうけど、少なくとも私の知らないところで起きている。ちなみにこの手紙を届けたバーレさんも、最後の一文何だ? と困惑していた。マジで怖いが今のところ何も起きていないから頭の片隅に置いているだけである。
レーシュも来ないのが確定しているから今日は一日誰も来ない。バンカさんはギルドの仕事で忙しいし、バーレさんは商売業がかなりうまくいっているらしく、こちらもしばらく顔を出せない。ウロクは日課の情報収集と、知り合いの皆さんは誰も来ないのが確定していた。
とりあえず、お昼でも作ろうか。
最近はまっているのは、ナインを使っての料理だ。ナインは器用だが、最初から何でもできるわけじゃない。教える必要があるのだ。実際掃除なんかも最初の方は大変だった。八本も触手があるからか掃除をしているうちに絡まったり、掃除している触手に集中していて、していない方の触手がポーション瓶に当たって言うのに気づかなくて落としてしまったりと、こう書くとドジっ子属性の女の子みたい。
だからちゃんと教える必要があるのだ。ただ逆に教えると一瞬で吸収してできるようになってしまうのだから恐ろしい。レイドさんに戦い方を教えてもらったときも、レイドさんが驚くほどの速度で成長していた。
それに、ナインは基本勤勉である。掃除を教えてからは何を言わずとも掃除してくれるようになったし、私の思考を読み取れば、何も言わずにしてくれる。教えたことも忠実にこなすし、私の真逆と真面目ちゃんである。
掃除なんかもずいぶんとできるようになったので次は料理を教えていた。教えるうえで、煮込み方だとかは簡単に覚えてくれたが、難しかったのは道具の扱い方である。根本的に人間の手と違うため、ナインなりのやり方でできるようになってもらわないといけなかった。
とはいえそれも、だんだん自分なりのやり方をつかんだのか最近では当たり前にやれるようになった。ただ、とはいえ今までの家事や先頭に比べると、覚えるのが遅い。とはいえ仕方ないことである。何より本人は食べることができないので味の調整なんかも難しい。なので、ナインが料理を作るときは基本隣に私がついていた。
ということで、今日は野菜スープを作ってもらった。スープの色味は普通、野菜もきれいに切られている。というか、切り方に関しては私よりきれいだ。私なんて大雑把にしか切らないのに。
「うん、見た目は完璧だ」
ナインは不安そうに前側の触手二本を突き合わせている。ということで、さっそくスープを飲んでみる。
「ん! おいひい! 前よりちゃんとできている!」
前作ったときはしおっけが強かったけど、今回はちょうどいい。これはおいしい。いくらでも食べれそう。
ナインはその一言がよほどうれしかったのか、触手をにょろにょろさせていた。そのうちの二本は上に上げていた、多分喜びのポーズ。私もよくできたご褒美に頭を撫でたら今度は体を振っていた表情がないのに、感情表現豊かだ。かわいいな。
「お嬢、俺にもくれ!」
「はいはい」
「うまいぞ、ナイン!」
ナインは少し体の振りが大きかった。やはりうれしいのだろう。褒められてうれしくなるのは生物共通なんだろうか。それにしても、飲んだスープってシゼルの中に保管されているのか? それとも、栄養になっているのか? 謎である。
「ナイン、後片付けしよっか」
ナインはうなづいたような仕草をした後厨房に向かう。私は何となく、掃除風景を眺めていた。ナインがこれだけ料理できるようになれば、ついに私の仕事はなくなる。そうなれば、時間も空く死もう少し娯楽を探そう。
「お嬢! 野菜きれてるぞ!」
「あ、ほんとだ」
今回の料理ですべて切りきってしまったか。自分で思ってちょっとしょうもないな。
「うーん、買いに行くか」
片付けと洗い物をすました後(主にナインが)、食材を買いに行くことにした。といってもそこなのだが。ここギルドが近いのもいいが、食品を売っている露店が近いのも便利で助かる。
いつも通り裏道を出る。
「あいたたた」
すると、でおじいちゃんが、つらそうな顔をしながら腰をさすっていた。周りに人がいないので、仕方なく声をかけることにした。本当はスルーしてしまいたいが、流石に無視するのはよくないだろう。
「大丈夫ですか?」
「おや、すいません。少し腰をやってしまいまして」
「あ、この荷物か」
私はもとうとすると、思ったより重かった。う、これは持てない。このおじいちゃん、ここから出たわけではないだろうから、しばらくはこれ持って歩いてたのか、思ったより力持ち。
「大丈夫ですよ、少し経てば歩けるようになりますから」
でも、ここでそのまま放置というのは少し気分が悪いな。罪悪感もあるし。せめて今ポーション瓶があれば痛みを和らげるぐらいはできるのに。あ、ていうか家そこなんだから、休ませてあげればいいか。
私は頑張ってその荷物を頑張って持つ。う、きつい。少しの辛抱だ。
「そ、そこに私の店があるので休んでいってください」
「良いのですかな」
「そのままっていうのは私の後味が悪いんでいいんですよ」
「それではお言葉に甘えましょう」
私は頑張ってそこまでおじいちゃんの荷物をもって店まで入る。
「すみませんね、お嬢さん」
「い、いいえ」
く、この距離で息が切れるとは、もうちょっと動いた方がいいかな。なんだったらおじいちゃんより私の方がつらそうな顔してるかも。
「ちょ、ちょっとそこで座っててください」
私はそう言って後ろに保管してある。予備のポーションを持ってくる。
「これ、使ってください」
「これはポーションですか」
「軽めのだからちょどいいと思います」
冒険者用の者より、効能を薄めたもの、日常生活のちょっとした怪我用である。痛み止めにもなるから多分ちょうどいいだろう。
「これは申し訳ない、今代金を」
「ああ、いいですよ」
こういうのは、お金をもらうのは申し訳ないのだ。
「なんか、こういつかお金以外で返してくれればいいですから」
「そうですか、それならお言葉に甘えましょう」
おじいちゃんはそのポーションで腰は少し良くなったらしい。さっきよりリラックスした表情になっている。
「それにしても、お店を持っているとは立派なお嬢さんですね」
「成り行きですけどね~」
「それに、ポーションの出来もよい。将来大成しますよ」
「ありがとうございます」
別に大成する気はないのだが。
「ではそろそろお暇しましょうか」
「もう大丈夫なんですか、ええ歩けるくらいには回復しましたから」
「それならいいんですけど」
おじちゃんが、荷物を持とうとすると扉が開いた。
「ただいま帰った!」
「あれいつもより早い」
肩にレンズをのっけて来たイサムが帰ってきた。いつもより早いな。
「うむ、クエストが思ったより簡単でな! そこなご老人は?」
「おや、これは珍しい。クー・シーですか」
どうやらイサムのことは知らないらしい。まぁ、おじいちゃんだし、冒険者とか興味ないか。
「そこで腰いためてから休ませてたの。あ、この狼は同居人です」
「うむ、彼女に世話になっているものだ!」
「あ、せっかくだし、おじいちゃんの荷物持ってあげてよ。結構重くてさ」
「良いぞ! ご老人、その荷物もとう」
「それはありがとうございます。何から何まで申し訳ないねぇ」
「いいんだよ」
「某もかまわん」
「それじゃあね」
「はい、ではまた」
「目的地は何処だ!」
「すぐそこですよ、それにしてもその梟かわいいですなぁ」
「ははは! そうだろう!」
おじいちゃんと荷物をもったイサムがでていく。たまには人助けもいいもんだね。あ、買い物行くんだった。レンズでイサムに連絡してかってきてもらお
読んでいただき、ありがとうございます。誤字脱字報告・コメントお気軽にどうぞ。
ただ、ナインちゃんが料理した回です。




