全身全霊で僕はキミをこの先も愛し続けると誓います!
“全身全霊で僕はキミをこの先も愛し続けると誓います!“
私は突然、私の前に現れた男性にこう言われる!
正直、“私は恐怖でしかなかった。“
一度も会った事がない男性からこんな事を言われたら、
女性でもなくても怖いだろう。
男性が私のようにこう言われても怖いはずよ。
【完全にこの男性は、私のストーカーなんだと分かったから。】
この男性が何処で私を見つけて何時から私のストーカーになったのか、
それを考えるだけでも怖いのだけど、、、。
この男性の話を聞けば? どうやら私を3年前ぐらいから知っていたらしい。
家の近くのスーパーで買い物をしていた時に私の事をこの男性が見つけた!
勿論! 他にもたくさんお客さんもいただろうし、何故私だったのかも
分からない。
・・・でも、この男性は私を見つけ私を選んだ!
何か私は彼の好みに合っていたのか?
その時の私が彼の好みだったのか?
どっちにしても、それからずっとこの男性は私の事を知らべ私の写真も
勝手に撮って家のパソコンに保存していたらしい。
私だけの写真をファイルにして大量の私の写真。
この男性は、パソコンの中の写真に物足りなくなったのか?
部屋中に私の写真を貼っているとも私に言ったのだ。
そこには私が写っている写真が部屋一面に貼られており、私はそれを見て
ゾッとしたわ。
この男性は、それだけじゃなく私の動画も撮っていたのよ。
何千個あるのか分からい私が映っている動画。
動画の時間は一つは数分だが、こんなにまさか撮られてるとは思ってもいなかった。
私の両親とショッピングしているトコロや友達と食事をしているトコロ、
職場の人達と居酒屋で飲んでいる所まで......。
彼は私に自慢をしながらにやにやして動画を私に見せてきたわ!
私は恐怖で体が震えたの!
そんな時、私の同僚の女の子が私に気づいて近づいて来てくれたわ。
『“・・・だ、大丈夫?”』
『ううん、』
『“この男性って、まさか?”』
『そう。』
『警察に行きましょう!』
『・・・ううん、』
『勝手に彼女を連れて行くな! 俺がいいって言うまでココにいろ!』
『“アナタは彼女のストーカーでしょ! これは犯罪よ! 彼女がこんなに
怖がってるじゃない! それが分からないの?”』
『“何を言ってるんだ? 彼女は体が震えるほど喜んでるじゃないか!”』
『・・・ヤ、ヤバい男! 本気で言ってんだわ!』
『マジだよ! それがなにが悪い!』
『アンタに彼女を好きなようにさせない! さあ、行きましょう!』
『うん。』
『ダメだ! 彼女の手を放せ!』
『“誰か? 警察に通報してください! この男性が彼女に付き纏ってる
んです!”』
『お前! 彼女に付き纏うなよ、ストーカーなのか?』
『“違う! 俺は彼女が認めたたった一人の婚約者だ!”』
『“あの男性! 完全に狂ってるわ!”』
『直ぐに警察に連絡してください!』
『ヤメロ! 分かった、今日はこのまま引き下がるけど、またキミに
会いに行くからな。』
『・・・・・・』
『直ぐに被害届を出した方がいいわ!』
『・・・うん、』
・・・私は直ぐに警察署に行って、被害届を出したの。
付き纏いや待ち伏せ押し掛け監視などで接近禁止命令を
この男性は受ける事になった。
それでも懲りずに何度も私のストーカー行為はエスカレートするばかりで、
私はこの男性からこの後、10年間ストーカー行為をされる。
何度被害届を出しても、この男性が私のストーカー行為をやめる事はなく、
私は精神的にもおかしくなっていったの。
それに私はこの男性のストーカー行為を受けている間に、他の男性と結婚
したのもあり、余計にその時期のこの男性からのストーカー行為は酷かったわ。
結婚後も、私だけじゃなく私の夫になった彼にも嫌がらせが続いたの!
*
・・・ただ私はこの男性にストーカーされて10年後!
やっと一区切りがついた!
この男性が自分の部屋で自殺したらしいの。
そこにはビッシリ100枚以上に書かれた私宛の手紙を置いて亡くなったと。
私はその手紙を警察から受け取り、家に帰って夫と二人で読むことにしたわ。
正直、その日の昼頃から二人で読み始めて、次の日の朝方まで読み終える事が
出来なかった。
本当に、“呪いのような手紙に、私の心は恐怖心でいっぱいになったわ。”
まだこの男性が生きているんじゃないかと今でもまだ私は思ってしまうの。
“できれば、私はこの男性とはもう出会いたくない!”
あの男性は死んだというのに、今でも恐怖で私は怯えているからよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。