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考察 今時のなろうで流行っている作品の傾向とその対策(2021年作者向け)~本気で目指す書籍化、そしてアニメ化コミカライズ、声優と結婚、印税でみんなが遊んで暮らせる夢生活へ!今からでも遅くない~

作者: まさな

完全に作者向けです。すぐ読み終わります。

Ⅰ 傾向 作品の【ジャンル】


書籍化の理想は、自分が書きたいと思っているものがそのまま世間に評価されることなのですが……


なろうの各ジャンルを見ても分かるとおり、

ポイントが多く集まるジャンルと、そうでないジャンルがあります。

私はSFが好きなのですが、なろうではVR以外のSFを書いている作者も少なく、

読者も人数が少ない印象です。


ジャンルや形式がハズレていると、

アニメ化作家ですらランキング入りしないのが"なろう"です(;´Д`)


書籍化を狙うなら、やはり総合1位を取って目立ちたいですよね!

出版社の編集さんの目に止まればしめたもの。

そのためには、



流行の【ジャンル】

需要(読者)が多い所へ作品を撃った方が、

当たりやすく【ポイント】も稼ぎやすい……?



――いいえ、残念ながら、その理屈ではまず1位は取れません。

理由はいくつかありますが、



 1 競争相手が多い


現在のなろうの流行は【追放系】と【悪役令嬢】。

【追放系】とはタグやタイトルに「ざまぁ」「もう遅い」と付いている作品ですね。

(追放ではなく自分から離脱しているものもありますが、その後のシナリオの展開はよく似通っていると思うのでここでは追放系と呼ぶことにします)

現在はこの2強が総合日間~月間ランキングを埋め尽くしている印象があります。

(古参のアニメ化作品を除く)


人気ジャンルには、あなたの競争相手となるライバル作品がたくさんあるので、この中で上位に立つのは至難の業だったりします。



 2 ライバルが強い


さらに人気ジャンルには書籍化を何回もしているようなベテラン作者が分析した上で後追いし、前作のファンを引き連れて無双しているのです。

数百万字の経験値を持ち、プロ編集者のアドバイスも得られる「つよつよ」の彼らに初心者の素人が勝てば

それだけで【ジャイアントキリング】のヒーロー、次代の勇者と言えるでしょう。



じゃあ、どうすればいいの?



こういう厳しい場所をマーケティング用語では『レッドオーシャン』と言いますが、ここは苦労する割に得るものが少ないです。


逆に、競争相手がまだいない『ブルーオーシャン』で最初の金山を掘り当てると得るものもデカい。

(amazonやgoogleなどの巨大企業GAFAMもインターネットの黎明期に、既存の大企業がいないところで勝負して大成功しました)


 つまり、次に来る流行の【新ジャンル】を開拓すればいいのです。(言うのは簡単だぁ(;´Д`)




Ⅱ 対策 どうやって次の【新ジャンル】を予測するか?


 未来を予測するためには過去の歴史やパターンを分析すると良いかもしれません。

 流行は十年くらいの周期で移り変わりがあります。


【新技術】には注意しましょう


 30年前は『小説家になろう』もまだ存在せず、ラノベを出版するには○○大賞という出版社が主催する公募に応募するのが一般的でした。

 当時のラノベ人気作品、『スレイヤーズ』や『フォーチュンクエスト』、『ロードス島戦記』などが今30周年企画をやっていますが、

 ジャンルはどれも”ハイファンタジー”世界における現地人の英雄物語ですね。

 当時流行っていたファミコンゲーム、『ドラゴンクエスト』もファンタジー人気に拍車がかかる原因だったと思います。

 

 それから10年が経ち、今度はエロゲ……オホン、美少女PCゲームの黄金期であり、今では全年齢作品としてアニメ化されているFateなどが流行っていたと思います。

 このジャンルは”ローファンタジー”で、現実世界の日本を舞台に魔法や英霊が活躍します。

 ラノベでは、今も御坂美琴ちゃんが人気の『とある魔術の禁書目録』や、『涼宮ハルヒの憂鬱』『灼眼のシャナ』などが流行っていました。

 これらも、日本が舞台のローファンタジーと言えるでしょう。

 

 さらに10年経って2010年あたりからはネットのMMORPGが流行となり、そこから大作『ソードアート・オンライン』が誕生します。VRヴァーチャル・リアリティという技術が小説界に新しい風を送り込んだわけです。『バカとテストと召喚獣』もVR要素があると思います(ARかな?)

 『俺ガイル』『僕は友達が少ない』『とらドラ』など、VRでもファンタジーでもないラブコメもほぼ同時期に流行っていますね。

 

 このあたりからなろうで『転スラ』など異世界モノが次々と書籍化されるようになり、『レイアース』あたりから続く根強い”異世界ハイファンタジー”の受け皿になっていったのかもしれません。(なぜか、出版社が公募で『異世界』を禁止していた時期があります)


 長々と書いてしまいましたが、ここ30年の動きを見ると、ターニングポイントとなる『新技術』には注意すべきです。

 


 今、オタク読者界隈で流行っている『新技術』は何か?

 Vtuberですよ、みなさん! Youtubeでカワイイ女の子の3Dキャラが動きながら実況やお喋りしてるアレです。

 

 次はなろうで”ローファンタジー”Vtuberモノが来る!

 

  ……かもしれない(;´Д`)

「いいや、このジャンルが来る」

と思う方は、

理由を添えて感想を送ってください。私が参考にします(うへへ


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― 新着の感想 ―
[一言] そもそもファンタジーかすら怪しい気がする
2022/04/19 16:15 退会済み
管理
[一言] 追放と悪役令嬢……というより、『ざまぁ系』というハードがあって、男性主人公なら追放。女性主人公なら悪役令嬢になってる。というのが個人的な見方ですかね。 異世界恋愛の男性主人公と、ハイファンタ…
[一言] 現在、『引きこもり子供部屋オジさん』が『美少女アイドル』に『逆行TS転生』して『無双』する小説をなろうで連載しているのですが、これは『レッドオーシャン』『ブルーオーシャン』どちらでしょうか?…
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