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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
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105号室:赤色のおかめの部屋104号室:緑色のひょっとこの部屋

105号室:赤色のおかめの部屋


「おかめです。ワアッ〜最高!ラッキーです。ひょっとこさん。【恋人】だったんですね。初日に、しかも、はじめて電話する人が【恋人】だったなんて、最高ラッキーで〜す。私の立場も【恋人】なんですが、ひょっとこさんに言わないでしまた…。悪いことしちゃったかな…。でもまだ、投票まで時間はあるし、他の人にも電話してから判断しても遅くはない、と思ったんです。なぜって、まだ分からないからです。勇み足は、したくありませんからね。ひょっとこさんの場合、嘘を吐くタイプとは、とても思えないのですが、何せ、金銭が絡むと人間は、変わりますからね。半分信用して、半分信用出来ない、感じです。50・50(フィフティ・フィフティ)といった感じでしょうか。間違ってたら、ごめんなさい!」


このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「ひょっとこさん、そこに、部屋にメモ帳とボールペンありますよね」

「う、うん。あるけど、ぼ、僕も一応持ってきたよ」

「《七つ道具》の入った袋の中身は見ましたか?」

「…う、うん。さ、さ、さっき、紙コップに水を入れて、薬を飲んだよ…」

「ひょっとこさん。多分、そういう使い方じゃないと思いますよ」

「ど、ど、ど、どういうこと?」

「…多分ですけど。ちなみにですが、私の持ってきたスマホは、この部屋では使えませんでした」

「け、け、圏外だってこと?」

「ええ。圏外でした」

「と、と、と言うことは、ぼ、僕のガラケーも、使えないのか…トホホ(;´д`)」

「ひょっとこさん。つまり、この脱出ゲームは、テレビ電話でしか会話が出来ない、という事ですね。他になっ…」

3分以内の通話が切れ、テレビ電話から、おかめの姿が消えた。

105号室:赤色のおかめの部屋


「おかめです。駆け引きなんですかね。半分、軟禁状態ですからね。私たち。脱出の方法が分かったら、投票時間に、【恋人】かも知れない、ひょっとこさんの部屋番号を押して、日給ポイント増やしてから、脱出したいな…。あ〜、脱出の方法さえ、分かれば…なんとかしなくちゃ…」

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