1日目
306号室:ピンク色のヤクザ
「ワタシは人工知能ロボットですます。脱出のヒントですか?しいて言えば、我々は、運命共同体である、という事ですます。この脱出ゲームは、1人で勝ち抜け、とか、そういうゲームではないという事ですます。つまり、全員で脱出しなければならないゲームだ、という事ですます」
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未成年はお断り、らしい。ボクは、取り敢えず23歳だ。自称だけど。
往復タクシー・チケット付きのこの《遊園チケット》はプレイガイドで買った。ネットでも買えたが、ネット購入は嫌いなので、直接プレイガイドで予約して買った。
タクシー・チケットは、自宅から遊園地までの往復チケットだ。
4月4日の午後4時の開催時間に間に合うよう、予め指定されたタクシー会社に電話を入れておかなければならない。帰りは、夜になる予定なので、終了次第また電話して来てもらう約束をした。
306号室:ピンク色のヤクザの部屋
「ワタシは、人工知能ロボットですます。だから、死にませんですます。しかし、皆様は、死にますですます。ここから脱出できなければ、餓死するという事ですます。お金と命のどっちを取るのか?楽しみ、ですます」