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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
14/127

104号室:緑色のひょっとこの部屋

【恋人】


あなたの立場は、恋人です。恋人は、二身一体です。どちらかが殺されれば、どちらも参加権を失います。1日1回投票時間に、恋人を発見し、部屋番号を押してください。出会った時点で、各自の日給ポイントが、2倍になります。

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

※あなたの立場は、【恋人】です。


「お兄さん、ただいま脱出ゲームへ招待キャンペーン中だよォ〜。遊園地だよォ〜」とそのおしゃべり機能の付いた自販機がしゃべりかけた。昨日まで、確かこんなキャンペーンなんかしていなかった筈だ。

昨日まではこうだ。

「お兄さん、振られてもガッカリしちゃダメだよ。元気出しな」。

まるでコイツは、ボクの日常を見透かしているかのように、そんな風にボクに語りかけた。

その前はこうだ。

「前向きに生きていれば、何かいいことあるさ。さあ飲んで。飲んで」。

そう言われ続けて、ボクは毎日缶コーヒーを飲み続けた。ボクは、夜勤の仕事をしているので、眠気覚ましのために、1日5本飲むこともあった。

【恋人】


日給各1ポイント


※日給ポイントは、仮想通貨単位です。脱出した際に、換金出来ます。1ポイントは、100万円です。

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