205号室:赤色のメドューサの部屋101号室:黄色のジェイソンの部屋
106号室:ピンク色のモアイの部屋
「大富豪ざます。困ったざんす。こっちから電話して聞くしかないざんすかね。でも、たまたま相手が【泥棒】だったら、イヤざんすね。【泥棒】は、目を皿のようにして、大富豪を探すざんすからね。どうしようか(((((゜゜;)ざんす。日給ポイントだけは、奪われたくないざんす。」
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タランッ タランッ タランッ…
黄色のジェイソンは、パネルの通話ボタンを押した。
「も、もしもし…」
「はい。ボクは、慶応ボーイだよ。」
「今日はじめて電話しました。」
「それは、それは光栄です」
「あ、あの…。脱出のヒントが解けたかも、です」
「えっ!!(゜ロ゜ノ)キミが?」
「はい。まず、アナグラムの《ハーレムルンソ》、これは、鏡文字です」
「…なるほど。と、なると…ちょっと待ってくださいね。となると《ハーフマラソン》。ハーフマラソンか!!(゜ロ゜ノ)」
「そうです。《ハーレムルンソ》は、《ハーフマラソン》になるんです。でも、その先が分からないんです。」
「確かに…。ゴメン。でもボク、そのヒントで分かっちゃった。」
「え?本当ですか?」「フルマラソンは、42.195キロだよね。その半分だから?」
「え〜と、え〜と、ちょっと待ってくださいね。21.0975キロです。」
「そういうこと。ありがとう。ボクからも、今の時点で知っている情報をあげるよ。何かの役に立つかも知れない。304号室の緑色のキツネは、【詐欺師】。そして、302号室の青色のエレファントマンは、【医者】だよ。間違いない筈だ。」
「あ、ありが……」
通話が切れた。
302号室:青色のエレファントマンの部屋
「オレ、医者。病院でモルモットにされたオレが医者だなんて皮肉だゼ…。参加権を剥奪された死人を救うと、オレのポイントが、1ポイント減るんだろ。ふっ、バカバカしい。誰が助けてやるもんか(怒)」