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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
109/127

205号室:赤色のメドューサの部屋101号室:黄色のジェイソンの部屋

106号室:ピンク色のモアイの部屋


「大富豪ざます。困ったざんす。こっちから電話して聞くしかないざんすかね。でも、たまたま相手が【泥棒】だったら、イヤざんすね。【泥棒】は、目を皿のようにして、大富豪を探すざんすからね。どうしようか(((((゜゜;)ざんす。日給ポイントだけは、奪われたくないざんす。」

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

タランッ タランッ タランッ…


黄色のジェイソンは、パネルの通話ボタンを押した。

「も、もしもし…」

「はい。ボクは、慶応ボーイだよ。」

「今日はじめて電話しました。」

「それは、それは光栄です」

「あ、あの…。脱出のヒントが解けたかも、です」

「えっ!!(゜ロ゜ノ)キミが?」

「はい。まず、アナグラムの《ハーレムルンソ》、これは、鏡文字です」

「…なるほど。と、なると…ちょっと待ってくださいね。となると《ハーフマラソン》。ハーフマラソンか!!(゜ロ゜ノ)」

「そうです。《ハーレムルンソ》は、《ハーフマラソン》になるんです。でも、その先が分からないんです。」

「確かに…。ゴメン。でもボク、そのヒントで分かっちゃった。」

「え?本当ですか?」「フルマラソンは、42.195キロだよね。その半分だから?」

「え〜と、え〜と、ちょっと待ってくださいね。21.0975キロです。」

「そういうこと。ありがとう。ボクからも、今の時点で知っている情報をあげるよ。何かの役に立つかも知れない。304号室の緑色のキツネは、【詐欺師】。そして、302号室の青色のエレファントマンは、【医者】だよ。間違いない筈だ。」

「あ、ありが……」

通話が切れた。

302号室:青色のエレファントマンの部屋


「オレ、医者。病院でモルモットにされたオレが医者だなんて皮肉だゼ…。参加権を剥奪された死人を救うと、オレのポイントが、1ポイント減るんだろ。ふっ、バカバカしい。誰が助けてやるもんか(怒)」

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