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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
108/127

306号室:ピンク色のヤクザの部屋106号室:ピンク色のモアイの部屋

303号室:オレンジ色のピエロの部屋


「私、マジシャン…?どうして、こんな所に閉じ込められたのか、分かりません。ここを出られたら、なんだか、夫に会える気がします。ルール説明を読みました。私には、特権があるようです。202号室の青色の狼男は、【殺人鬼】。302号室の青色のエレファントマンは、【医者】。206号室のピンク色の亀男は、【警察官】。全員の立場が分かります。一目瞭然です。」


このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。タランッ タランッ タランッ…


ピンク色の大富豪は、パネルの通話ボタンを押した。

「なんざますか?」

「大富豪さま、大変、ですます」

「どうしたざんすか?」

「さっき、202号室の青色の狼男から電話があって、お前はムカつく、気に入らないと言われた、ですます」

「お前は少し、生意気ざますからね」

「青色の狼男は、【殺人鬼】ではないかと思われる、ですます」

「共犯者は、私のために、犠牲になるざんすよ」

「大富豪さまは、助けてくれないのか、ですます」

「助けようにも、医者がどの部屋か、分からんざます。お前のために、危ない橋を渡りたくないざんす。」

「ワタシは、参加権を剥奪される、ですます。イヤ、ですます」

「人工知能ロボットにも、自我があるざんすね?」

「はい、ですます」

「分かったざんす。医者を探してみるから、脱出方法を真剣に考えるざんす」

「はい、ですます」

「今日の投票は、202号室の青色の狼男に決めたざんす。1ポイントしかゲットできないけど、【殺人鬼】は危険な存在ざますからね」

「はい、ですます」

「ところで、【泥棒】も危険ざますが、【マジシャン】も危険ざます。マジシャンは、全員の立場を知っていて、立場を交換できるざますからね。」

「はい、ですます。大富豪さま。」

「なんじゃ?」

「ワタシは、人工知能ロボット。脱出のヒントは幾つか知ってる、ですます」

「おっー!それは、心強いざんす。」

「だから、ワタシが参加権を失えば、そのヒントも失う、ですます」

「わ、分かったざんす(>_<)。」

通話が切れた。

303号室:オレンジ色のピエロの部屋


「私、マジシャン…?私は一回、オレンジ色のタヌキさんに電話しましたから、あと2回しか、電話できません。誰に電話したら、良いんでしょうか。」

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