表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
106/127

103号室:オレンジ色の天狗の部屋101号室:黄色のジェイソンの部屋

(ビ・ビ・ビ・ビーン・ボ)

壁時計から、午後2時の時報が流れた。

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

タランッ タランッ タランッ…


黄色のジェイソンは、パズルの通話ボタンを押した。

「貧民ッ!どうして誰も電話してくれないのよッ!」

「ボクは、慶応ボーイだよ。いや…今、電話しようと思っていました。」

「ウ、ウソよッ!どうして私だけ。いつも私だけ仲間はずれなのよッ〜!も〜う、イライラするッ!貧民のくせにッ!」

「ボクは、慶応ボーイだよ。実家は、そこそこ金持ちなんですけど…。これでは、福沢諭吉も泣きますね…((T_T))」「泣けッ!こっちが泣きたいわ…」

「まあまあ。落ち着いてください。さっき、201号室の黄色のゾンビさんから電話があって、304号室の緑色のキツネは詐欺師だ、と言っていました。」

「詐欺師〜!(;゜゜)ヤバいわね。それで?」

「はい。詐欺師に職務質問された黄色のゾンビさんは、取り合えず、【医者】だとウソを吐いたそうです。だけど、やっぱり疑われて、今日の投票は、自分が指されるとおっしゃっていました。」

「なるほど。それで、ゾンビは逆に、キツネを指す、と。」

「まあ、そういう事ですね。」

「でもなんで疑われたんだろ?」

「医者が、2人いたそうです。もう1人が、302号室の青色のエレファントマンさん。こっちは、本物かも知れませんね。」

「やっぱり、怪しまれたか…。ヤバいね。医者が何人もいたら、そりゃあ怪しまれるわね」

「ボクが、もし聞かれたら、ピンク・ヤクザと答えようかと思います(笑)」

「そうだね。私も、そうしよっ…」

通話が切れた。

(ビ・ビ・ビ・ビーン・ボ)

壁時計から、午後3時の時報が流れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ