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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
105/127

201号室:黄色のゾンビの部屋101号室:黄色のジェイソンの部屋

(ビ・ビ・ビ・ビーン・ボ)

壁時計から、午後0時の時報が流れた。

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

タランッ タランッ タランッ…


黄色のジェイソンは、パネルの通話ボタンを押した。

「俺、ゾンビ。」

「ボクは、慶応ボーイだよ。」

「俺、ゾンビ。」

「…同情します。」

「なんか変わったことあったか?」

「いえ、何も。」

「俺の方は、ヤバい(;゜゜)ヤバい。304号室の緑色のキツネ、アイツは詐欺師だぜ。」

「名乗ったんですか?」

「俺が?アイツが?」

「ああ…、詐欺師は、職務質問ができますからね。なんて言ったんですか?」

「俺たち【貧民】は、ウソだけが取り柄だ。医者だとウソを吐いたよ」

「それで?向こうは?」

「もちろん、信じなかった。アイツ、俺に2回も連続して電話かけて来やがった。今日の投票で、俺を指すつもりだ。」

「ヤバいっすね(;゜゜)。なんで疑われたんでしょうね」

「わかんね〜。とにかくよ、304号室の緑色のキツネが、詐欺師だって。」

「分かりました。」

「102号室の青色の河童には伝えたからよ。俺はもうダ…」

通話が切れた。


(ビ・ビ・ビ・ビーン・ボ)

壁時計から、午後1時の時報が流れた。

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