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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
104/127

105号室:赤色のおかめの部屋305号室:赤色の老婆の部屋

306号室:ピンク色のヤクザの部屋


「ワタシは、人工知能ロボットですます。生後10ケ月の赤ちゃんに、一方が他方に体当たりするアニメを繰り返し見せた実験結果、ですます。赤ちゃんは、攻撃を受けた側の模型を選んだ、ですます。これに対し、研究チームは、赤ちゃんは、弱い立場の方に同情する気持ちが表れた結果と推測した、ですます。しかし、別な解釈では、赤ちゃんは、弱くて抵抗力の無い方を選んだとも考えられる、ですます。すなわち、反撃される強い方を自然と避けたとも考えられる、ですます」

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「鏡の壁は、どこを見ても、どこを触っても、ドアが見当たりません。多分、オートロックで、外側からしか開かないんだと思います。」

「解除されるには、脱出方法を見出ださなきゃって、ことですね?」

「そういう事でしょう。私の立場は【恋人】です。だから、自称【恋人】だという、ひょっとこさんを、信じたいと思います。」

「私は、ウソ言ってませんからね?」

「はい。赤色の老婆さんの立場を知ろうとは思いません。だけど、このゲームは、脱出ゲームだという事を忘れないでください。」

「了解(^_^ゞ3日後に、無事で会えますように、お祈りしていま〜す。」

「じゃあ、また。」

「はい。」

通話が切れた。


306号室:ピンク色のヤクザの部屋


「ワタシは、人工知能ロボットですます。一方が他方に体当たりするアニメを繰り返し見せた実験の大人バージョン、ですます。結果、大人たちは、赤ちゃんと真逆で、攻撃側の模型を選ぶ確率が高かった、ですます」

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