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立体脱出ゲーム  作者: 望月笑子
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105号室:赤色のおかめの部屋305号室:赤色の老婆の部屋

105号室:赤色のおかめの部屋


「おかめです。緑色のひょっとこさんは自ら、自分は【恋人】だと名乗りました。私は、名乗らなかったんですけど。黄色の月光仮面さんは、自分は【恋人】ではない、と言っていました。そして、赤色の老婆さんは、【恋人】はひょっとこさんだ、と言っていました。今日の出来事、メモりました。」

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

タランッ タランッ タランッ…


赤色の老婆は、パネルの通話ボタンを押した。


「はい。」

「はじめまして。105号室の赤色のおかめです。」

「お電話ありがとうございます。305号室の赤色の老婆です。ハイランダー症候群で〜す。」

「私、おかめは、【恋人】を探しています。あなたは、【恋人】ではないですね?」

「【恋人】?恋人なら、さっき電話がきた104号室の緑色のひょっとこさんが、自分は【恋人】だと言って、ましたけど。」

「ありがとうございます。やはり、ひょっとこさんが【恋人】なのかも知れません。私は今日はもう電話出来ません。あなたが最後です。教えてくれてありがとうございます。」

「いえいえ。でも、私たち、本当にここから脱出できるんですか〜?」

「分かりません。ただ、この鏡張りの部屋は、マジックミラーなのかも知れません。だから、外側からは丸見えなんじゃないか、と」

「なるほど…。イヤらしいスケベどもに(^ー^)覗かれているいるかも・・・ってことですね…」

「ええ。イライラさせて、脱出の方法を考えさせないようにしているのかも知れません。いずれにしても、気を付けた方がいいです。ただの趣味ってことも考えられますから。」

306号室:ピンク色のヤクザの部屋


「ワタシは、人工知能ロボットですます。赤ちゃんに、一方が他方に、体当たりをするアニメを、繰り返し見せた実験の続き、ですます。赤ちゃんの75%以上が、攻撃を受けた側の模型を選んだ、ですます。研究チームは、赤ちゃんは、弱い立場の方に同情する気持ちがある表れだ、と推測した、ですます。」

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