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204号室:緑色の一つ目小僧の部屋304号室:緑色のキツネの部屋
306号室:ピンク色のヤクザの部屋
「ワタシは、人工知能ロボットですます。近代小説の根本的特長は、どこまでも個人の運命に興味を持つ文学だ、ですます」
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タランッ タランッ タランッ…
緑色のキツネは、パネルの通話ボタンを押した。
「…はい、っぺ。」
「もしもし、探偵の一つ目小僧です。探偵と詐欺師は、ツーカーの仲ですからね。キツネさん、何か変わったことありましたか?」
「困ったっぺよ。オイラからは、今日はもう電話できないから、電話してくれて助かったっぺ…。」
「遅くなってゴメンなさいね。それで、何か困りました?」
「医者が、2人もいたっぺよ。それで、惑わされたっぺ。」
306号室:ピンク色のヤクザの部屋
「ワタシは、人工知能ロボットですます。小説とは、結局において、面白く、楽しい読物である、ですます。」